秀山十種(しゅうざんじっしゅ)とは?中村吉右衛門家の家の芸と演目一覧

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初代中村吉右衛門は、明治から昭和にかけて活躍した名優で、六代目尾上菊五郎と並び“菊吉時代”を築いた歌舞伎界の巨星です。
俳名「秀山」を冠した彼は、武士の風格と情感あふれる演技で知られ、特に加藤清正を描いた作品を得意としたことから、“清正役者”の異名を持ちました。

その得意芸をまとめたのが「秀山十種」です。
名前には「十種」とありますが、実際に制定されているのは六演目にとどまり、初代吉右衛門ならではの特色が光る演目が選ばれています。
ここでは秀山十種の演目一覧をまとめ、それぞれの詳細記事へリンクで紹介します。

目次

初代中村吉右衛門と「秀山十種」――清正役者の名演集

「秀山十種」は、初代中村吉右衛門の代表的な演目を集めた“家の芸”。
特に戦国武将・加藤清正を題材にした作品が多く、豪壮で力強い芝居運びが魅力です。
初代吉右衛門の演技の特徴は以下の通りです。

  • 武士の威厳と内面の情感を兼ね備えた役作り
  • 清正を描く作品で見せる堂々とした立ち居振る舞い
  • 勢いのある荒事を基本にしながらも、細やかな心情表現も可能

これらの特徴は「秀山十種」の演目に色濃く反映されており、初代吉右衛門の芸の真髄を知ることができます。

秀山十種演目一覧

「十種」と呼ばれながらも、現在制定されているのは以下の六演目です。

演目名概要記事リンク
二條城の清正(にじょうじょうの きよまさ)記事を見る
蔚山城の清正(うるさんじょうの きよまさ)
熊本城の清正(くまもとじょうの きよまさ)
弥作の鎌腹(やさくの かまばら)
清正誠忠録(きよまさ せいちゅうろく)
松浦の太鼓(まつうらの たいこ)

秀山十種に選ばれている演目は、実際に秀山祭九月大歌舞伎で上演されることも多く、舞台で観ることでその魅力をより深く感じることができます。
▶秀山祭とは?意味や見どころはこちら

まとめ

「秀山十種」は、初代中村吉右衛門の芸を象徴する演目群であり、特に清正を描いた作品では“清正役者”の名にふさわしい堂々たる演技が楽しめます。

明治から昭和にかけての歌舞伎史において、彼の存在は他の追随を許さず、後世の役者たちに大きな影響を与えました。

初代吉右衛門の精緻な武士像、そして力強くも繊細な演技の魅力を知るうえで、「秀山十種」は欠かせない舞台と言えるでしょう。

歌舞伎の家の芸とは何か――意味と代表演目を解説

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