女伊達とは?あらすじ・見どころ・登場人物をわかりやすく解説|南座顔見世2026

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『女伊達』とは?南座顔見世で上演の歌舞伎舞踊

桜が満開の新吉原仲之町に、男勝りの美しい女伊達が現れます。
掴みかかる男伊達をあしらって打ち負かし、惚れた男を恥じらいながら語る『女伊達(おんなだて)』。
花川戸助六を真似る場面や、鮮やかな所作ダテを見せる長唄の人気舞踊です。

2026年12月には、京都・南座の「吉例顔見世興行」夜の部で上演される予定です。
男勝りの女侠客が、男伊達たちと渡り合います。

一言でいうと

美しい女伊達が男伊達をあしらい、惚れた男を語って助六を真似る長唄舞踊です。

この記事の情報源について

あらすじと見どころは、2021年9月の歌舞伎座の上演の紹介をもとにまとめています。
2026年12月の南座については、公式に発表されている配役や日程を紹介しています。

目次

『女伊達』とは|基本情報

女性の侠客は「女伊達」と呼ばれました。

花川戸助六や幡随院長兵衛などで知られる侠客は、正義を貫き、義理と人情に厚い存在です。
江戸庶民の憧憬の的でした。

『女伊達』は、江戸の粋を見せる長唄の人気舞踊です。
男勝りの美しい女伊達が、掴みかかる男伊達をあしらい、打ち負かします。

その一方で、惚れた男について恥じらいながら語り、江戸随一の男伊達である花川戸助六を真似る場面もあります。
気風のよい女伊達に二人の男伊達が絡み、江戸っ子の威勢のよさと誇りを描きます。

男伊達・侠客については別記事での解説です。

あらすじ

2021年9月の歌舞伎座では、桜が満開となった新吉原仲之町に女伊達が現れます。
男伊達との立ち回りから、惚れた男を語り、助六を真似る場面へと進みます。

仲之町に現れた女伊達

舞台は、桜が満開となった新吉原仲之町です。

そこへ美しい女伊達がやって来ます。
男伊達が掴みかかりますが、女伊達は相手をあしらい、打ち負かします。

惚れた男を語り、助六を真似る

男勝りの女伊達が、恥じらいながら惚れた男のことを語ります。

さらに、江戸随一の男伊達である花川戸助六を真似てみせます。

男伊達たちが打ちかかる

先ほどの男伊達が、廓の若い者たちを引き連れ、女伊達に打ちかかります。

紹介されているあらすじはここまでです。
その先の展開や結末には触れません。

登場人物|女伊達と二人の男伊達

女伊達

女性の侠客を指す呼び名です。

中心となるのは、男勝りの美しい女伊達。
掴みかかる男伊達をあしらい、打ち負かす一方、惚れた男について恥じらいながら語り、花川戸助六を真似てみせます。
2021年9月の歌舞伎座での役名は「お光」でした。

2026年12月の南座公演では、配役表に女伊達「木崎のお康」と記載され、片岡孝太郎が勤めます。
2021年の歌舞伎座ではお光、2026年の南座では木崎のお康という違いです。

男伊達

女伊達に掴みかかる男伊達です。
女伊達にあしらわれて打ち負かされた後、廓の若い者たちを引き連れ、女伊達に打ちかかります。

女伊達に絡む男伊達は二人です。
2026年の南座公演では、「淀川の千蔵」を片岡廣太郎、「中之島鳴平」を中村鷹之資が勤めます。

見どころ

鮮やかな所作ダテ

鮮やかな所作ダテが見どころです。
二人の男伊達が女伊達に絡み、女伊達は掴みかかる相手をあしらって打ち負かします。

助六を真似る場面

女伊達が、花川戸助六を真似てみせる場面です。
男勝りの女伊達が、恥じらいながら惚れた男を語ります。

助六については、別記事で詳しく紹介しています。

江戸っ子の威勢と誇り

気風のよい女伊達に、二人の男伊達が絡みます。
このやりとりに描かれるのが、江戸っ子の威勢のよさと誇りです。

2026年12月 南座顔見世での上演

『女伊達』は、2026年12月1日(火)から24日(木)まで、京都・南座で行われる「京の年中行事 當る未歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」の夜の部で上演されます。

夜の部は午後4時開演です。
第一は三代目尾上辰之助の襲名披露狂言となる『新版歌祭文』野崎村で、劇中にて襲名口上が行われます。
第二が三つの舞踊、第三は『木挽町のあだ討ち』という構成です。

第二では、「上 萬歳」「中 女伊達」「下 団子売」を続けて上演します。
「萬歳」は正月の門付け芸をうつした祝儀の踊り。
「女伊達」は男勝りの女侠客が男伊達たちと渡り合う一幕です。
「団子売」では、夫婦の団子売りが臼と杵を手に、餅をつきながら踊ります。

第二の配役は次のとおりです。

役名出演
〈萬歳〉萬歳片岡愛之助
〈萬歳〉才造中村隼人・中村虎之介
〈女伊達〉木崎のお康片岡孝太郎
〈女伊達〉男伊達 淀川の千蔵片岡廣太郎
〈女伊達〉男伊達 中之島鳴平中村鷹之資
〈団子売〉お福中村鴈治郎
〈団子売〉杵造中村扇雀

チケットの一般発売は11月9日(月)。
昼の部は午前10時30分、夜の部は午後4時に開演します。
『女伊達』単独の上演時間は、10月12日時点で公式には発表されていません。

同じ第二で上演される『萬歳』『団子売』も、別記事で解説しています。

日程やチケット、全演目は南座顔見世の公演情報記事で紹介しています。

よくある質問(FAQ)

女伊達とは何ですか?

女性の侠客を指す呼び名です。
侠客は、正義を貫き、義理と人情に厚い存在として、江戸庶民の憧憬の的でした。
舞踊『女伊達』では、男勝りの美しい女伊達が中心となります。

『女伊達』は長唄の舞踊ですか?

はい。
江戸の粋を見せる長唄の人気舞踊です。

『女伊達』と助六にはどのような関係がありますか?

2021年9月の歌舞伎座では、女伊達が江戸随一の男伊達である花川戸助六を真似てみせます。
2026年の南座公演にも同じ場面があるかは確認できていません。

2026年の南座公演で、『女伊達』の上演時間はどれくらいですか?

2026年10月12日時点では、公式には発表されていません。
夜の部第二で、「萬歳」「女伊達」「団子売」の順に上演される予定です。

歌舞伎舞踊については、初心者向けのガイド記事もあわせてご覧ください。

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歌舞伎とは?初心者向けにわかりやすく解説

まとめ

『女伊達』は、桜満開の新吉原仲之町を舞台とする長唄の人気舞踊です。
男勝りの美しい女伊達が、掴みかかる男伊達をあしらい、打ち負かします。

恥じらいながら惚れた男を語り、花川戸助六を真似る場面もあります。
鮮やかな所作ダテと、江戸っ子の威勢のよさと誇りが見どころです。

2026年12月の南座顔見世では、夜の部第二の「上 萬歳/中 女伊達/下 団子売」のうち、中の舞踊として上演されます。
配役は、木崎のお康が片岡孝太郎、男伊達の淀川の千蔵が片岡廣太郎、中之島鳴平が中村鷹之資。
公演は12月1日から24日までで、チケットの一般発売日は11月9日です。

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