萬歳(まんざい)とは?あらすじ・見どころ・登場人物をわかりやすく解説|南座顔見世2026

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『萬歳』とは?お正月を祝う歌舞伎舞踊

春を迎えた往来に、萬歳と才造が連れ立って現れます。
賑やかに正月を祝い、人々に福を招く、正月の門付け芸をうつした祝儀の踊りです。
2026年12月には、京都・南座の「吉例顔見世興行」夜の部で上演される予定です。

一言でいうと

萬歳と才造が春を迎えた往来で正月を祝い、人々に福を招く祝祭的な舞踊です。

この記事の情報源について

あらすじと見どころは、2022年1月の歌舞伎座の番組解説(衛星劇場)をもとにまとめています。
2026年12月の南座については、公式に発表されている配役や日程を紹介しています。

目次

『萬歳』とは|基本情報

萬歳とは、江戸時代に人気のあった大道芸の一種です。
新年になると家々をまわり、正月を祝う芸を披露しました。

歌舞伎舞踊の『萬歳』は、その正月の門付け芸をうつした祝儀の踊りです。
萬歳と才造が正月を祝い、人々に福を招きます。

2022年1月の歌舞伎座では、古来より災いを鎮め、平安を祈念する儀式舞踊『三番叟』と並び、「祝祭的な舞踊2題」として上演されました。
『萬歳』は、人々に幸せをもたらす新年にふさわしい祝祭的な舞踊です。

同公演の出演者として記載されているのは、中村梅玉、中村芝翫、中村魁春、中村又五郎、中村鴈治郎です。
資料では、『三番叟』『萬歳』をまとめた出演者として記載されています。

2026年12月の南座で、同じ夜の部第二に上演される『女伊達』は、男勝りの女侠客が男伊達たちと渡り合う一幕です。

もとになった萬歳の芸|扇子と楽器

ここでは、歌舞伎舞踊の元になった、大道芸としての萬歳について紹介します。
歌舞伎の『萬歳』の舞台で何を使うかは、公式情報には記載されていません。

使う扇子

多くの萬歳は、舞扇のような扇子を使います。
ただし三河萬歳では、中啓を使う場合が多いです。

中啓とは、能楽で使う扇の一種です。
閉じた状態を横から見ると、先が広がっているのが特徴です。

使う楽器

基本は、才蔵が持つ小鼓だけです。
演目によっては、楽器がさらに加わります。
(この記事の歌舞伎の配役では、才蔵は「才造」と表記されています。)

  • 小鼓に、三味線と胡弓を加える演目
  • 太鼓・三味線・拍子木を使う演目

あらすじ・場面

2022年1月の歌舞伎座では、萬歳と才造が春を迎えた往来に現れ、賑やかに正月を祝いながら踊ります。
そして、人々に福を招くという流れです。

往来に現れる萬歳と才造

春を迎えた往来へ、萬歳と才造が連れ立ってやって来ます。
二人が登場し、正月を祝う場面へと続きます。

賑やかに正月を祝う

萬歳と才造は、賑やかに正月を祝いながら踊ります。
二人が人々に福を招き、幸せをもたらす舞踊です。

登場人物|萬歳と才造

萬歳

才造と連れ立って春を迎えた往来に現れ、正月を祝いながら踊ります。
才造とともに、人々に福を招く人物です。

2026年12月の南座公演では、片岡愛之助が勤める予定です。

才造

萬歳とともに春を迎えた往来へやって来て、正月を祝いながら踊ります。
萬歳と二人で人々に福を招きます。

2026年12月の南座公演では、才造を中村隼人と中村虎之介の二人が勤めます。
二人の具体的な役割の分け方は、公式情報に記載されていません。

見どころ

新年を寿ぐ祝祭的な舞踊

『萬歳』は、新年にふさわしい祝祭的な舞踊です。
正月の門付け芸をうつした祝儀の踊りとして上演されます。

福を招く二人

萬歳と才造が連れ立って現れ、賑やかに正月を祝いながら踊ります。
二人が人々に福を招く姿が見どころです。

同じ第二で上演される『団子売』は、夫婦の団子売りが臼と杵を手に、餅をつきながら踊る所作事です。

2026年12月 南座顔見世での上演

『萬歳』は、「京の年中行事 當る未歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」の夜の部で上演されます。
会場は京都・南座、日程は2026年12月1日(火)から24日(木)まで。
昼の部は午前10時30分、夜の部は午後4時の開演です。
チケットの一般発売日は11月9日(月)です。

夜の部は三代目尾上辰之助の襲名披露狂言です。
第一は『新版歌祭文』野崎村で、劇中にて襲名口上が行われます。
第二は「上 萬歳/中 女伊達/下 団子売」の三つの舞踊、第三は『木挽町のあだ討ち』という構成です。

第二の公式配役は、次のとおりです。

役名出演
〈萬歳〉萬歳片岡愛之助
〈萬歳〉才造中村隼人・中村虎之介
〈女伊達〉木崎のお康片岡孝太郎
〈女伊達〉男伊達 淀川の千蔵片岡廣太郎
〈女伊達〉男伊達 中之島鳴平中村鷹之資
〈団子売〉お福中村鴈治郎
〈団子売〉杵造中村扇雀

『萬歳』『女伊達』『団子売』それぞれの上演時間は、10月12日時点で公式には発表されていません。
『萬歳』は「正月の門付け芸をうつした祝儀の踊り」と案内されています。

万歳を題材にした別の舞踊『乗合船恵方万歳』は別記事で紹介しています。

南座「吉例顔見世興行」全体の情報は、こちらの記事で確認できます。

よくある質問(FAQ)

そもそも「萬歳」とは何ですか?

江戸時代に人気のあった大道芸の一種です。
新年に家々をまわり、正月を祝う芸を披露しました。

萬歳では、どんな扇子や楽器を使いますか?

多くの萬歳は舞扇のような扇子を使い、三河萬歳では中啓を使う場合が多いです。
楽器は、才蔵が持つ小鼓だけが基本で、演目によって三味線と胡弓、または太鼓・三味線・拍子木を使います。

歌舞伎舞踊『萬歳』とは、どのような作品ですか?

正月の門付け芸をうつした祝儀の踊りです。
萬歳と才造が正月を祝い、人々に幸せをもたらします。

萬歳と才造は何をする人物ですか?

二人で春を迎えた往来に現れ、賑やかに正月を祝いながら踊り、人々に福を招きます。
2026年の南座では、萬歳を片岡愛之助、才造を中村隼人と中村虎之介が勤める予定です。

『萬歳』と『乗合船恵方万歳』は同じ演目ですか?

別の演目です。
『乗合船恵方万歳』は、七福神に見立てた江戸の庶民が踊る常磐津の舞踊で、太夫と才造の掛け合いが見どころとされています。

南座で上演される『萬歳』の上演時間は何分ですか?

2026年10月12日時点では、公式には発表されていません。
第二を構成する『萬歳』『女伊達』『団子売』それぞれの上演時間も未発表です。

歌舞伎が初めての方へ

歌舞伎自体が初めてだと「どう観ればいいの?」と迷うこともあるかもしれません。
歌舞伎には独特の約束ごとや表現がありますが、基本を少し知っておくだけで、面白さがぐっと伝わりやすくなります。
歌舞伎とは?初心者向けにわかりやすく解説

まとめ

『萬歳』は、萬歳と才造が春を迎えた往来へ現れ、正月を祝いながら人々に福を招く舞踊です。
2022年1月の歌舞伎座では、『三番叟』と並ぶ「祝祭的な舞踊2題」として上演されました。

2026年12月の南座では、夜の部第二を構成する三つの舞踊の最初に上演されます。
配役は萬歳が片岡愛之助、才造が中村隼人と中村虎之介。
各舞踊の上演時間は、2026年10月12日時点では公式には発表されていません。

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