2026年10月12日、京都・南座で「市川團十郎特別公演」の昼の部を観てきました。
この日はAプロの日で、『鞘當』『与話情浮名横櫛』源氏店、『勧進帳』の三演目。
今回は三等席の3階5列25番から観た感想をまとめます。

開場から3階席へ|当日の流れ
「市川團十郎特別公演」は、2026年10月3日から25日まで京都・南座で上演されています。
私が観た日の昼の部は、午前11時30分開演でした。
通常は開演30分前に開場しますが、今回は混雑緩和のため、やや早めの開場でした。
南座に入ったら、3階席へは左側の階段を使って上がります。
一方、入口から右側には展示物がありました。
すぐに階段へ向かうと見逃しやすいため、3階へ上がる前に右側も確認しておきたいところです。
この日の席は、三等席の3階5列25番。
チケット代は5,000円でした。
席にはエアウィーヴのクッションが備え付けられており、そのまま使うことができました。

3階5列25番からの見え方
3階席は舞台をかなり上から見下ろす角度でした。
そのため、前の人の頭が邪魔になることはありません。
3階5列25番からは舞台に見切れもなく、三演目を通して舞台上を見ることができました。
花道については、すっぽんがギリギリ見えるくらいでした。
『勧進帳』の飛び六方で見えた花道も、2〜3歩ほどです。
花道の動きをしっかり追いたい場合は、1階席のほうが向いています。

3階席からの詳しい見え方は、南座の座席の記事で解説しています。

『鞘當』
最初の演目は『鞘當』。
公式の上演予定では、午前11時30分から11時50分までの約20分でした。
配役は、不破伴左衛門が市川右團次さん、名古屋山三が市川九團次さん、留男が市川男女蔵さんです。
今回は、二人を仲裁する役が「留男」となる上演でした。
ストーリーが大きく進む演目ではなく、「これでもか」というほど見得が続く印象でした。
見得、見得、見得という一幕。
附け打ちも、いい音をさせていました。
あらすじや見どころは『鞘當』の記事で解説しています。

『与話情浮名横櫛』源氏店
20分の幕間を挟み、二つ目は『与話情浮名横櫛』の源氏店です。
公式の上演予定は午後0時10分から1時5分までの約55分。
その後には30分の幕間が予定されていました。
私が観た昼の部はAプロで、与三郎を中村虎之介さん、お富を大谷廣松さん、蝙蝠安を市川九團次さん、和泉屋多左衛門を市川右團次さんが勤めました。
藤八は下心が見え見えで、そこにおかしみがありました。
そして印象に残ったのが、「いやさお富、久しぶりだなあ」という名台詞です。
蝙蝠安の存在も、いいバランスでした。
藤八の下心が見えるおかしみ、印象に残る与三郎の名台詞、そして蝙蝠安の存在。
それぞれが心に残った源氏店でした。
あらすじや見どころは『与話情浮名横櫛』源氏店の記事で解説しています。

『勧進帳』
昼の部の最後は『勧進帳』です。
公式の上演予定では、午後1時35分から2時45分までの約70分。
武蔵坊弁慶を市川團十郎さん、源義経を中村米吉さん、富樫左衛門を中村梅玉さんが勤めました。
まず目を引かれたのが、中村米吉さんの義経です。
美少年感が半端なく、強く印象に残りました。
『勧進帳』は松羽目物だからか、ピリッとした緊張感を感じました。
そのなかで、延年の舞のほろ酔いのところにはクスッとしました。
最後の飛び六方は迫力がありました。
ただし、3階5列25番から見えた花道は2〜3歩ほどでした。
あらすじや見どころは『勧進帳』の記事で解説しています。

夜の部は10月19日に観ます
夜の部は、特別プログラム「Invitation to KABUKI 歌舞伎の世界」です。
私は10月19日の夜の部を観る予定なので、感想は観劇後にこの記事へ追記します。
よくある質問(FAQ)
- 南座の3階5列25番から舞台は見えますか?
-
私が観たときは、舞台に見切れはありませんでした。
3階席は角度が強いため、前の人の頭が邪魔になることもありませんでした。 - 3階席から花道はどこまで見えますか?
-
3階5列25番からは、すっぽんがギリギリ見えるくらいです。
『勧進帳』の飛び六方は、花道が2〜3歩ほどしか見えませんでした。 - 昼の部の上演時間の目安は?
-
公式の上演予定では、『鞘當』が午前11時30分から11時50分、『与話情浮名横櫛』源氏店が午後0時10分から1時5分、『勧進帳』が午後1時35分から2時45分です。
10月2日時点の予定であり、変更される可能性があります。 - 『鞘當』はどんな点を楽しむ演目でしたか?
-
ストーリーが大きく進む演目ではなく、「これでもか」という見得の連続と、附け打ちの音が印象に残りました。
歌舞伎が初めての方へ
歌舞伎自体が初めてだと「どう観ればいいの?」と迷うこともあるかもしれません。
歌舞伎には独特の約束ごとや表現がありますが、基本を少し知っておくだけで、面白さがぐっと伝わりやすくなります。
歌舞伎とは?初心者向けにわかりやすく解説

まとめ
『鞘當』は、「これでもか」という見得の連続と、いい音をさせていた附け打ちが印象に残りました。
『与話情浮名横櫛』源氏店では、藤八の下心が見え見えなところにおかしみがあり、「いやさお富、久しぶりだなあ」という名台詞も印象的。
蝙蝠安の存在がいいバランスでした。
『勧進帳』では、米吉さんの義経の美少年感が半端なく、松羽目物だからかピリッとした緊張感を感じました。
延年の舞のほろ酔いのところにはクスッとし、飛び六方には迫力がありました。
3階5列25番は舞台に見切れがなく、前の人の頭も気になりませんでした。
一方、花道はすっぽんがギリギリ見える程度で、『勧進帳』の飛び六方は2〜3歩ほどしか見えません。
花道の動きを重視するなら、1階席のほうが向いています。


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