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2026年7月20日(月・祝)、歌舞伎座「七月大歌舞伎」で「歌舞伎座 着物・ゆかたの日」が開催されました。
お気に入りの着物やゆかたを着て歌舞伎座を訪れると、特別なプレゼントがもらえたり、劇場全体がいつも以上に華やいだ雰囲気に包まれたりする、年に数回の“ハレの日”企画です。
この記事では、2026年7月20日に実際に行われた内容を中心に、「着物・ゆかたの日」とはどんなイベントなのか、特典の対象や下駄に関する注意点、あわせて開催された着物のお手入れ・着付けイベントまでまとめて解説します。
歌舞伎座「着物・ゆかたの日」とは?
「着物・ゆかたの日」は、歌舞伎座が松竹の公式情報として発表している企画で、着物やゆかた姿でご来場のお客様を歓迎し、劇場係員も着物・ゆかたでお客様をお迎えするというものです。
普段の観劇では洋装のお客様が多い歌舞伎座ですが、この日ばかりは客席にも和装の姿が増え、幕間のロビーがいつもより華やかな雰囲気になります。
過去の開催実績を見ると、2025年1月25日には「壽 初春大歌舞伎」にあわせて「歌舞伎座 着物の日」が、2025年7月26日と2026年7月20日には「七月大歌舞伎」にあわせて「着物・ゆかたの日」が行われています。
1月と7月の公演にあわせて実施される傾向があると考えられますが、開催の有無や日程は公演ごとに歌舞伎美人(歌舞伎座公式サイト)で発表されるため、次回開催が気になる方は公式ニュースをこまめにチェックするのがおすすめです。
きっかけは松竹創業130周年記念
この企画のはじまりは、松竹創業130周年を記念して行われた2025年1月の「壽 初春大歌舞伎」でした。
歌舞伎座に着物でご来場いただき、観劇を“ハレの日”としていっそう楽しんでもらうために設けられた「歌舞伎座 着物の日」は、多くのお客様がお気に入りの着物で来場し、いつにもまして華やいだ1日になったと松竹自身が発表しています。
この回が大変好評だったことを受けて、同年7月の「七月大歌舞伎」でも「歌舞伎座 着物・ゆかたの日」として開催され、2026年7月にも引き継がれる形で実施されました。
過去3回の開催内容を比べると、プレゼントの品や色が回ごとに変わっているのも特徴です。
1回目は手拭い、2回目以降はタオルハンカチと、和小物のノベルティである点は共通しています。
| 開催日 | 公演 | プレゼント内容 |
|---|---|---|
| 2025年1月25日(土) | 壽 初春大歌舞伎 | 手拭い(昼の部:紺色/夜の部:紅色) |
| 2025年7月26日(土) | 七月大歌舞伎 | タオルハンカチ(昼の部:江戸紫/夜の部:ピンク) |
| 2026年7月20日(月・祝) | 七月大歌舞伎 | タオルハンカチ・鳳凰丸デザイン(昼の部:ブルー/夜の部:ピンク) |
2026年7月20日の開催内容|鳳凰丸デザインのタオルハンカチをプレゼント
2026年7月20日は、7月2日から26日まで上演された「七月大歌舞伎」の会期中にあたり、休演日(7月9日・17日)を除く公演日のうちの1日として実施されました。
当日は“ハレの日”の記念として、昼の部・夜の部それぞれにご来場いただいたお客様に、鳳凰丸のデザインが施されたタオルハンカチがプレゼントされました。
色も部ごとに異なっており、昼の部ご来場のお客様にはブルー、夜の部ご来場のお客様にはピンクのタオルハンカチが用意されました。
同じ「着物・ゆかたの日」でも昼夜で色違いのノベルティがもらえるのは、両方の部を観劇する“通し観劇”ファンにとってもうれしいポイントだったのではないでしょうか。
あわせて、劇場係員も着物・ゆかた姿でお客様をお迎えし、歌舞伎座全体がいつもより華やいだ1日になりました。

特典の対象と下駄に関する注意点
タオルハンカチの対象席
タオルハンカチのプレゼントは、1階席から3階席までのすべてのお客様が対象でした。
一方で、4階の一幕見席でご来場のお客様は対象外とされていました。
一幕見席は1幕だけを気軽に楽しめる人気の席ですが、今回のような特典企画では対象範囲から外れることがあるため、事前に公式情報を確認しておくと安心です。

二枚歯の下駄での入場はできない
着物・ゆかたで観劇する際に特に注意したいのが、履物のルールです。
歌舞伎座では、二枚歯の下駄でのご入場はご遠慮いただく取り扱いになっています。
これは、二枚歯の下駄がカタカタと音を立てやすく、階段や場内で滑りやすいことなどが理由と考えられます。
ただし、底が平らなタイプの下駄であれば入場可能です。
具体的には、右近下駄や裏にゴムが付いているタイプなどが該当します。
ゆかたで来場する予定がある方は、事前に足元の下駄を確認しておくと当日慌てずに済みます。
特別企画「着物お手入れ実演会」「着付け教室体験会」も同時開催
2026年7月20日は、歌舞伎座の公式企画にあわせて、着物文化をより深く体験できる特別企画も歌舞伎座5階ホールで行われました。
主催は「まるやま・京彩グループ」で、明治44年創業の老舗しみ抜き専門店「こうじ屋」と、着付けサロン「きもの都粋」が協力する形で実施されています。
- 着物お手入れ実演会(こうじ屋):着物の汚れやシミを落とす職人の技をその場で実演。10時・11時・13時・14時・15時・16時の回にわけて開催、参加費無料
- 着付け教室体験会(きもの都粋):着姿を美しく見せるポイントや着崩れを防ぐコツを実演で紹介。12時・16時の回で開催、参加費無料
会場には「着崩れお直しコーナー」も設けられ、観劇前に着崩れを整えられる体制が整っていました。
あわせて、記念写真撮影のご案内も行われており、お気に入りの着物姿を歌舞伎座で記録に残せる機会にもなっていました。
このように、歌舞伎座本体の特典企画に加えて、着物専門店による体験イベントが重なることで、着物・ゆかたの日はより充実した“和装で楽しむ1日”になっています。
「七月大歌舞伎」ってどんな公演?
着物・ゆかたの日の舞台となった「七月大歌舞伎」は、2026年7月2日から26日まで歌舞伎座で上演された公演です。
昼の部は「末広がり」「時今也桔梗旗揚」「御浜御殿綱豊卿(元禄忠臣蔵)」の3演目、夜の部は「鎌髭(歌舞伎十八番の内)」「め組の喧嘩(神明恵和合取組)」「春興鏡獅子(新歌舞伎十八番の内)」の3演目が上演されました。
松本幸四郎、市川團十郎、片岡仁左衛門、尾上松也ら豪華な顔ぶれが出演し、古典の名作から荒事、華やかな舞踊まで一度に楽しめる充実の内容でした。
- 末広がり:狂言をもとにした明るく楽しい舞踊劇。主人に「末広がり(扇)」を買ってくるよう命じられた太郎冠者が、都で古傘を売りつけられてしまうというお話
- 時今也桔梗旗揚:本能寺の変を背景に、謀反を起こした明智光秀の苦悩と決断を描く時代物
- 御浜御殿綱豊卿(元禄忠臣蔵):赤穂事件を題材に、後の六代将軍・綱豊卿と家臣とのやり取りをじっくり見せる会話劇の名作
- 鎌髭(歌舞伎十八番の内):平家の残党・景清が、自らを狙う三保谷に鎌で髭を剃らせるという、荒事の魅力あふれる一幕
- め組の喧嘩(神明恵和合取組):江戸の火消しと力士の対立を描く世話物。クライマックスの大立廻りが見どころ
- 春興鏡獅子(新歌舞伎十八番の内):江戸城大奥の余興で小姓の弥生が獅子頭を手に取ると、獅子頭が突然動き出すという舞踊の大曲
それぞれの演目の詳しいあらすじや見どころは、以下の完全ガイドにまとめています。

昼の部でじっくり味わえる「御浜御殿綱豊卿」や、夜の部の大曲「春興鏡獅子」など、演目ごとのあらすじや見どころは以下の記事でも詳しく紹介しています。


着物・ゆかたで観劇するときのポイント
着物・ゆかたの日に限らず、歌舞伎座を和装で訪れる初心者の方が気をつけておきたいポイントをまとめました。
どんな着物・ゆかたを選べばいい?
歌舞伎座は格式のある劇場ですが、普段の観劇であればゆかたや小紋、紬など気軽な着物で問題ありません。
7月・8月の公演は気温が高いため、単衣(ひとえ)やゆかたを選ぶお客様が多く、着物・ゆかたの日もまさにこの時期にあわせて設けられています。
初日や特別な公演を観劇する場合は訪問着や附下(つけさげ)を選ぶ方もいますが、基本的には「自分がその日を楽しめる一着」を選ぶのがこの企画の趣旨に合っています。
観劇当日の持ち物・服装チェック
- 下駄は底が平らなタイプを選ぶ(二枚歯の下駄は入場不可の場合がある)
- 座席に座る時間が長いため、帯や着付けは苦しくなりすぎないよう調整する
- 着崩れが気になる場合は、開演前に早めに劇場入りしてお手洗いや鏡で確認する
- 汗をかきやすい季節は、着崩れ直し用に伊達締めや腰紐を予備で持っておくと安心
- 3階席や4階の一幕見席で観劇する場合は、表情まで見えるオペラグラスがあると華やかな舞台をより楽しめる
オペラグラスの倍率や選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

次回の「着物・ゆかたの日」はいつ?
「着物・ゆかたの日」は、松竹が毎回の公演ごとに実施を判断している企画のため、必ず毎月開催されるわけではありません。
ただし、これまでの実績を見ると、1月の「初春大歌舞伎」と7月の「七月大歌舞伎」というシーズンの節目にあたる公演で行われる傾向があると考えられます。
次回の開催情報は、歌舞伎座公式サイト「歌舞伎美人」のニュース欄で告知されます。
着物やゆかたで観劇を楽しみたい方は、公演情報とあわせてニュースページをチェックしておくと、特典を逃さず参加できます。
よくある質問(FAQ)
- 着物・ゆかたの日は歌舞伎初心者でも参加できますか?
-
はい、参加できます。
特別なチケットや事前申込が必要な企画ではなく、その日の公演チケットを持って着物やゆかたで来場すれば誰でも参加できる内容でした。
初めて着物で観劇する方でも気軽に楽しめるイベントです。 - 特典のタオルハンカチは誰でももらえますか?
-
2026年7月20日の開催では、1階席から3階席までご来場のお客様全員が対象でした。
ただし4階の一幕見席のお客様は対象外とされていたため、特典を目当てに来場する場合は座席の種類にも注意が必要です。 - どんな下駄なら歌舞伎座に入場できますか?
-
二枚歯の下駄はご遠慮いただく取り扱いになっています。
右近下駄や裏にゴムが付いているタイプなど、底が平らな下駄であれば入場可能です。
ゆかたでの来場を予定している方は、事前に足元を確認しておくと安心です。 - 「着物の日」と「着物・ゆかたの日」は違うのですか?
-
どちらも同じ趣旨の企画で、開催時期によって呼び方が変わっていると考えられます。
1月の初春大歌舞伎にあわせた回は「着物の日」、7月の七月大歌舞伎にあわせた回は季節柄「着物・ゆかたの日」として案内されています。 - 歌舞伎座のチケットはどこで買えますか?
-
チケットWeb松竹、チケットホン松竹のほか、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケットなど主要プレイガイドで販売されています。
七月大歌舞伎のチケットは2026年6月14日から発売されました。
次回公演のチケット発売日は、歌舞伎座公式サイトで随時案内されます。 - 着物・ゆかたの日に行けなかった場合、次に楽しむ方法はありますか?
-
「着物・ゆかたの日」自体は不定期開催のため、必ず次月開催されるとは限りません。
ただし、着物やゆかたでの観劇そのものは、この企画の日でなくても普段から楽しめます。
次回の特典付き開催が気になる方は、歌舞伎座公式サイト「歌舞伎美人」のニュースを定期的にチェックしておくのがおすすめです。
まとめ
2026年7月20日の歌舞伎座「着物・ゆかたの日」は、鳳凰丸デザインのタオルハンカチのプレゼントや、劇場係員の着物・ゆかた姿での出迎え、さらには着物お手入れ実演会・着付け教室体験会といった特別企画も加わり、和装ファンにとって見逃せない1日になりました。
特典には対象席や下駄に関する注意点もあるため、次回開催の際は本記事のポイントをチェックしたうえで、お気に入りの着物やゆかたで歌舞伎座の“ハレの日”を楽しんでみてください。
普段は洋装で観劇することが多い方も、こうした企画をきっかけに一度着物やゆかたで歌舞伎座を訪れてみると、いつもとは違う特別な観劇体験になるはずです。
次回の開催情報とあわせて、演目やチケットの最新情報も歌舞伎美人でこまめにチェックしておきましょう。

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