歌舞伎のテレビ放送予定|NHK Eテレ「古典芸能への招待」「芸能きわみ堂」まとめ【2026年10月】

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歌舞伎のテレビ放送予定

毎月最終日曜のNHK Eテレ「古典芸能への招待」をはじめ、地上波・BSでも歌舞伎の舞台中継が定期的に放送されています。
スカパー加入が必要な衛星劇場とは違い、受信料だけで観られるのが最大の魅力です。
「まずは無料で歌舞伎の雰囲気を試してみたい」という初心者の方にとっては、この地上波・BS放送こそが一番のとっかかりになります。

衛星劇場のラインナップは以下の記事でまとめているので、この記事では地上波・BSの無料放送に絞ってお届けします。
新しい放送が決まり次第、随時更新していきます。

目次

今月の注目|「古典芸能への招待」10月25日『義賢最期』『鰯賣戀曳網』〜大阪松竹座さよなら公演〜

歌舞伎ファンが注目したいのは、10月25日(日)21:00〜23:30にNHK Eテレで放送される「古典芸能への招待」です。
大正12年の開場以来、関西の歌舞伎や演劇の拠点だった大阪松竹座が、2026年5月に閉館を迎えました。
そのさよなら公演から、2つの舞台が放送されます。

1つ目は、片岡愛之助が出演する『源平布引滝 義賢最期』です。
作品の内容は、義賢最期のあらすじと見どころで詳しく解説しています。

2つ目は、中村勘九郎と中村七之助が出演する、三島由紀夫作の『鰯賣戀曳網』です。
猿源氏と蛍火の恋を描いた作品で、あらすじは鰯売恋曳網のあらすじにまとめています。

番組では、愛之助・勘九郎・七之助が大阪松竹座の思い出や作品の見どころを語るインタビューも放送されます。
副音声解説は高木秀樹さんです。
放送される舞台の配役や上演の様子は、御名残五月大歌舞伎の演目・あらすじ・見どころでも紹介しています。

「芸能きわみ堂」10月23日「笑いたっぷり情コッテリ!上方歌舞伎の世界」

2026年10月23日(金)21:00〜21:30の「芸能きわみ堂」は、上方歌舞伎がテーマの回です。
江戸の「荒事」とは対照的に、男女の色恋を描いた「和事」の作品が多いという上方歌舞伎の特徴をたどります。
大阪松竹座の閉場が発表されたいま、中村鴈治郎や片岡愛之助らのインタビューと資料映像を交えて、上方歌舞伎のこれからを考える内容です。

NHK番組ページの出演者欄には、中村鴈治郎(四代目)、片岡愛之助、中村翫政、片岡仁左衛門、河内厚郎の名前が並んでいます。
司会は高橋英樹さんと大久保佳代子さん、解説は児玉竜一さんと石橋亜紗さんです。
2日後の10月25日には「古典芸能への招待」で大阪松竹座さよなら公演が放送されるので、あわせて観ると上方歌舞伎の流れがつかみやすくなります。

「芸能きわみ堂」10月30日「異種格闘コロシアム!長唄×ブレイキン」

2026年10月30日(金)21:00〜21:30の「芸能きわみ堂」は、長唄とブレイキンが対決する企画回です。
長唄演奏家の杵屋勝四郎さんの持ち込み企画で、オリンピックで話題になったトップダンサーのHIRO10さんが登場します。
長唄の演奏家たちと日本舞踊家の藤間翔さんが、ブレイキンと熱いバトルを繰り広げます。

この回では、歌舞伎と『エヴァンゲリオン』のコラボ作品『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』も紹介されます。
主演の尾上左近さん(現・尾上辰之助)のインタビューもあります。
作品の内容を先に知りたい方は、『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』あらすじと情報詳細をご覧ください。

第40回俳優祭の放送|11月20日「芸能きわみ堂」・11月29日「古典芸能への招待」

2026年10月26日に歌舞伎座で開かれた「第40回俳優祭」の放送が決まっています。
11月20日(金)21:00〜21:30はNHK Eテレ「芸能きわみ堂」で、11月27日(金)13:10〜13:40に再放送があります。
11月29日(日)21:00〜23:30は、NHK Eテレ「古典芸能への招待」です。
NHKプラスでは、「芸能きわみ堂」が1週間の見逃し配信、「古典芸能への招待」も配信があります。
「古典芸能への招待」では、演目はノーカットで放送されます。
この日程は、出演者の坂東巳之助さんの公式サイトでも案内されています。

前回の第39回俳優祭も、「芸能きわみ堂」でダイジェストが紹介されたあと、「古典芸能への招待」で放送されました。
今回の演目と配役は、第40回俳優祭の記事で解説しています。

放送済み|「芸能きわみ堂」アンコール放送『襲名 三代目尾上辰之助誕生!』(10月2日13:10〜13:40)

10月2日(金)13:10〜13:40には、「襲名 三代目尾上辰之助誕生!」のアンコール放送がありました。
二十歳の尾上左近が、祖父と父も名乗った「辰之助」を三代目として襲名する過程に密着した回で、9月25日の本放送を見逃した方に向けた再放送でした。
立役と女方の双方を演じる、新たな辰之助像に迫る内容でした。
三代の系譜は、当サイトの記事尾上辰之助(元・尾上左近)の家系図|祖父・父も名乗った“辰之助”三代の系譜を図解で解説でも詳しく紹介しています。

NHK Eテレ「古典芸能への招待」とは?

毎月最終日曜21:00〜23:00(時間拡大あり)に放送されている、歌舞伎をはじめとした古典芸能の舞台中継番組です。
回によっては能や狂言が取り上げられることもあります。
受信料以外の追加費用がかからないため、まずは気軽に歌舞伎の雰囲気を味わってみたいという方に向いています。

もともとは2011年度にNHKの古典芸能関連番組が整理・縮小された際、その受け皿として新設された特別番組です。
2013年度から現在の「毎月最終日曜」の枠に移り、同じ枠の他の週には「クラシック音楽館」が放送されています。
案内役は2022年4月から古谷敏郎アナウンサーが務めています。

放送されるのはNHK Eテレのみで、NHK総合やNHK BSでは基本的に編成されません。
視聴にあたっては、テレビの前で待つ以外に、放送に合わせて配信されるNHKプラスの同時配信を使う方法もあります。

直近の歌舞伎放送|2026年7月26日「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」

2026年7月26日には、2026年5月の大阪松竹座さよなら公演から歌舞伎「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」が放送されました。
片岡仁左衛門、中村魁春、中村歌六、片岡孝太郎、片岡愛之助、中村勘九郎ほか豪華な配役で、近松半二らによる人形浄瑠璃を歌舞伎化した、今なお頻繁に上演される時代物の名作です。
源頼朝亡き後の争乱の中、敵味方に分かれた佐々木盛綱・高綱の兄弟の悲劇を描き、討ち死にした弟・高綱の首の真贋を確かめる「首実検」の場面が最大の見どころとなっています。

7月26日放送分のNHKプラスの見逃し配信はすでに終了しています。
「古典芸能への招待」の見逃し配信は各回とも放送からおおむね1週間で終了するため、次回以降は放送直後に観るのがおすすめです。
演目自体のあらすじ・見どころは以下の記事で詳しく解説しています。

2026年10月の放送予定|「古典芸能への招待」は10月25日『義賢最期』『鰯賣戀曳網』

9月27日(日)には、NHK Eテレ「古典芸能への招待」で新作文楽「まちの灯」〜チャップリン原作映画より〜が放送されました(歌舞伎ではなく文楽の回)。
10月の「古典芸能への招待」は、最終日曜の10月25日(日)21:00〜23:30の放送です。
歌舞伎「義賢最期」「鰯賣戀曳網」〜大阪松竹座さよなら公演〜が取り上げられ、愛之助・勘九郎・七之助のインタビューもあわせて放送されます。
歌舞伎が放送されるのは、7月26日の「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」以来です(8月は能楽、9月は文楽の回でした)。

NHK BSで観られる歌舞伎関連番組

舞台の生中継ではありませんが、NHK BSでも歌舞伎を扱う番組が不定期に放送されます。
記事更新時点(2026年9月28日)では、2026年10月分の歌舞伎関連特番の情報はまだ確認できていません。
分かり次第このページに追記します。
BSが映る環境なら追加料金なしで観られるので、Eテレの中継とあわせてチェックしてみてください。

放送予定は自分でも確認できる

「古典芸能への招待」の放送内容は、NHKの番組公式ページで確認できます。
ただし演目が公開されるのは放送のおおむね1〜2週間前で、それより先の情報は掲載されません。

また「番組表.Gガイド」(bangumi.org)で「歌舞伎」や俳優名で検索すると、地上波・BS・CSを横断して直近1週間程度の放送予定をまとめてチェックできます。
好きな俳優の名前で検索すれば、ドラマやバラエティへのゲスト出演も含めて表示されるので、贔屓の役者を追いかけたい方にも便利です。
衛星劇場のようにひと月分の演目を先取りしたい場合は、前述の衛星劇場まとめ記事をあわせてご覧ください。

「芸能きわみ堂」など、そのほかの関連番組

NHK Eテレでは、毎週金曜21:00〜21:30に「芸能きわみ堂」も放送されています。
こちらは舞台の生中継ではなく、高橋英樹さんと大久保佳代子さんによるスタジオトークで、歌舞伎・能・文楽・日本舞踊などの見どころや背景をわかりやすく紹介する解説番組です。
古典芸能の予備知識をつけたいという初心者の方にも向いている内容です。

2026年10月2日「箏曲 三代の米川文子」(歌舞伎ではなく箏曲)

2026年10月2日(金)21:00〜21:30の「芸能きわみ堂」は、箏曲の名跡「米川文子」の三代目を取り上げる回です。
歌舞伎の回ではありませんが、同じ枠の13:10〜13:40には前述の「襲名 三代目尾上辰之助誕生!」のアンコール放送も予定されています。

2026年10月9日「躍動!中村鷹之資『静と知盛』に酔う」

2026年10月9日(金)21:00〜21:30の「芸能きわみ堂」は、中村鷹之資を特集し、舞踊「静と知盛」の魅力に迫る回です。
静御前と平知盛という対照的な役を一人で舞い分ける大曲で、若手実力派として注目される鷹之資の芸を知るのに向いた放送です。

2026年10月16日「三社祭」(内容は未発表)

2026年10月16日(金)21:00〜21:30の「芸能きわみ堂」は、回のタイトルが「三社祭」。
歌舞伎舞踊『三社祭』と同じ題名ですが、この回の詳しい内容や出演者はNHK番組ページに載っておらず、歌舞伎舞踊として取り上げられるかは放送を見ないと分かりません。

歌舞伎舞踊について先に知りたい方は、『三社祭(さんじゃまつり)とは?あらすじ・見どころを徹底解説|「善玉悪玉」の語源になった歌舞伎舞踊』をご覧ください。
放送後、内容が分かれば追記します。

2026年11月6日「邦楽の冒険者 今藤政太郎」(歌舞伎ではなく邦楽)

2026年11月6日(金)21:00〜21:30の「芸能きわみ堂」は、長唄の人間国宝として活躍し、90歳で亡くなった今藤政太郎さんを振り返る回です。
病のため演奏を引退したあとは創作活動に力を注ぎ、斬新な奏法で演奏者を困惑させつつ楽しませた「六斎念仏意想曲」や、折口信夫の世界を大合奏で表現した「死者の書」などが取り上げられます。

歌舞伎の舞台を紹介する回ではありませんが、長唄は歌舞伎舞踊の伴奏として欠かせない音楽です。
歌舞伎を支える音楽の基本は、歌舞伎の音楽入門|長唄・三味線・鳴物(ツケ・大太鼓)の役割で解説しています。

11月6日・11月20日分以外の「芸能きわみ堂」は、記事更新時点(2026年10月30日)ではまだ内容が発表されていません。
歌舞伎を扱う回が決まり次第、このページに追記します。

なお、記事更新時点で地上波・BSの歌舞伎関連特番は上記以外に確認できていませんが、正月にはNHK Eテレで「待ってました!歌舞伎生中継」のような特別番組が編成されることもあります。
こうした特番は年によって放送の有無や時間帯が変わるため、年末が近づいたら公式の番組表であらためて確認するのがおすすめです。

民放では、フジテレビが大みそか恒例のドキュメンタリー特番として「密着!中村屋ファミリー2026」を2026年12月31日(木)12:00〜13:50に放送予定です。
中村勘九郎・中村七之助ら中村屋一門を追う人気シリーズの27作目で、浅草・平成中村座で4年ぶりに実現した場面なども紹介される見込みです。
NHKの番組ではありませんが、年末に歌舞伎ファンが見逃せない特番の一つです。

歌舞伎が初めての方へ

歌舞伎自体が初めてだと「どう観ればいいの?」と迷うこともあるかもしれません。
歌舞伎には独特の約束ごとや表現がありますが、基本を少し知っておくだけで、面白さがぐっと伝わりやすくなります。
歌舞伎とは?初心者向けにわかりやすく解説

見逃し配信・無料で観る方法まとめ

NHKの番組はいずれも受信料以外の追加費用なしで視聴でき、NHKプラスの見逃し配信も利用できます。
YouTubeの「かぶチャン〜歌舞伎のミカタch〜」など、無料で楽しめる方法は以下の記事でまとめて紹介しています。

また、劇場でお得に観る方法は下記記事もあわせてご覧ください。

地上波・BSの歌舞伎放送は衛星劇場ほど頻度は多くありませんが、追加費用なしで気軽に観られるのが強みです。
「古典芸能への招待」で雰囲気をつかみ、気に入った演目があれば衛星劇場や配信サービスでじっくり楽しむ、というステップアップの仕方もおすすめです。

よくある質問(FAQ)

NHKの歌舞伎放送は録画できますか?

通常の地上波・BS放送と同様に、ご家庭のレコーダーで録画可能です。
ただし著作権保護のため、録画データの取り扱いには注意しましょう。
放送を見逃した場合は、前述のNHKプラスの見逃し配信(放送から1週間程度)を利用する方法もあります。

「古典芸能への招待」は歌舞伎以外も放送されますか?

はい。
回によっては能や狂言、文楽などが取り上げられることもあり、毎回歌舞伎とは限りません。

衛星劇場との違いは何ですか?

衛星劇場はスカパー等への加入が必要な有料チャンネルで、月替わりで幅広い演目を放送しています。
一方、NHK Eテレの放送は受信料のみで視聴でき、放送頻度は月1回程度と限られます。
幅広く観たい方は衛星劇場、まずは無料で試したい方はNHKがおすすめです。

来月の放送予定はいつ分かりますか?

「古典芸能への招待」は放送のおおむね1〜2週間前に演目が発表されるため、月初めの時点ではまだ分からないのが通常です。
このページでは演目が発表され次第、随時追記していきます。

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