怪盗ルパン三世が、再び花道を駆ける――。
新作歌舞伎
流白浪燦星(ルパン三世)第二弾となる「碧翠の麗城」が、
京都・南座 にて2026年9月2日(水)に開幕しました。
公演は9月26日(土)までで、チケットはチケットWeb松竹・チケットホン松竹などで販売中です。
『流白浪燦星』は、令和5(2023)年12月に東京・新橋演舞場で初演された新作歌舞伎です。
歌舞伎ならではの様式美と、アニメ『ルパン三世』の痛快さが融合した内容が大きな話題を呼び、令和7(2025)年9月には京都・南座で待望の再演を果たしました。
そして今回、第2弾となる新作『流白浪燦星 碧翠の麗城』の上演が決定しました。
今回の舞台は「碧翠の麗城(へきすいのれいじょう)」。
タイトルからも感じられる異国情緒とロマン。
2026年はテレビアニメ「ルパン三世」放送開始55周年にもあたり、歌舞伎とアニメがますます近づく1年になりそうです。
この記事では、公演概要やチケット情報、あらすじ、配役、そして愛之助・米吉ら出演者が語る見どころまで、現時点で分かっている情報を徹底的にまとめます。
『流白浪燦星(ルパン三世)』第二弾「碧翠の麗城」公演概要・チケット情報
公演名
流白浪燦星(ルパン三世)碧翠の麗城(へきすいのれいじょう)
会場
南座(京都)
上演期間
2026年9月2日(水)~26日(土)
昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
※休演・貸切公演あり。
詳しい日程は南座・歌舞伎美人の公式サイトでご確認ください。
チケット料金(税込)
1等席 16,000円
2等席 9,000円
3等席 6,000円
特別席 17,000円
チケット発売情報
2026年8月9日(日)午前10時より、チケットWeb松竹・チケットホン松竹にて発売開始。
南座切符売場・チケットぴあでの窓口販売は8月11日(火・祝)午前10時からです。
このほかイープラス、ローソンチケット(Lコード51527)でも取り扱われます。
開幕後の現在も、チケットWeb松竹・チケットホン松竹などで販売されています(公演は9月26日まで)。
なお、3階の左右見切れ席(2等席)は劇場の構造上、舞台が見えづらい座席となっています。
座席選びに不安がある方は、購入前に見え方を確認しておくと安心です。
また公演期間中には、学校団体の観劇日も多く設定されています。
昼の部は2日・4日・8日・11日・13日・14日・16日・17日・18日・19日・24日・25日、夜の部は16日に学校団体が入る予定です。
客席の雰囲気を気にされる方は、日程選びの参考にしてください。
『流白浪燦星(ルパン三世)』第二弾「碧翠の麗城」あらすじ
時は封建時代。
諏訪の太守・春宮家の息女、瀬織姫は鎌倉初瀬寺で仏門に入り、静かな日々を送っていました。
しかし父母の急死により、お家存続のため還俗し、執権・瀧津弾正久永との望まぬ婚姻を強いられることに。
そのころ、寺に貯め込まれた金を狙って現れたのが、流白浪燦星――すなわちルパン三世。
還俗の儀式の場に僧侶へと変装して忍び込んだルパンと、瀬織姫はここで出会います。
自由を夢見る姫と、自由そのもののような男。
二人の出会いをきっかけに、姫の血筋だけが解くことのできる、幻の古城「碧翠の麗城」に秘められた宝をめぐる冒険が始まります。
物語の鍵を握るのは、弾正が奪おうとする碧翠の勾玉。
そして諏訪に伝わる薬草・碧仙草から作られる2つの薬です。
ひとつは姫の亡き父が生み出した万能薬、もうひとつは弾正が私腹を肥やすために売りさばく違法な“夢見玉”。
次元大介、
石川五ェ門、
峰不二子 が加わり、
大敵・弾正と宝を争い、
銭形刑部 がそれを追う――。
不二子の後押しを受けて自分の意志で動き出す瀬織姫と、姫を守ろうとするルパン。
今回は“ヒロイン物語”。
副題「碧翠の麗城」が示すとおり、姫の成長と自立が物語の軸になっています。
実際にこの公演を観てきた感想レポートも公開しています。
早替り・宙乗り・客降りの様子など、観劇前の参考にご覧ください。

歌舞伎をもっと楽しむためのおすすめ本
歌舞伎は、あらすじや登場人物を少し知ってから観劇すると、面白さが何倍にも広がります。
当サイトでも作品の見どころや背景を詳しく解説していますが、「もっと歌舞伎について知りたい」「自宅でも学びたい」という方には、初心者にも読みやすい入門書がおすすめです。
今回は、歌舞伎の基本から演目の魅力まで楽しく学べる2冊をご紹介します。
マンガで教養 やさしい歌舞伎鑑賞
歌舞伎の歴史や約束事、舞台の見方などをマンガとイラストでわかりやすく解説した入門書です。
「歌舞伎って難しそう…」という方でも読み進めやすく、初めて観劇する前の予習にもぴったり。基礎知識を身につけたい方におすすめの一冊です。
歌舞伎の101演目 解剖図鑑
人気演目のあらすじや見どころを、豊富なイラストとともに紹介した一冊です。
代表的な演目を幅広く知ることができるため、「次はどの作品を観ようかな」と考えている方や、観劇後に作品を振り返りたい方にも役立ちます。
「碧翠の麗城」タイトルの意味と、先行上演(新橋演舞場・御園座)で見えた見どころ
「碧翠の麗城(へきすいのれいじょう)」は、碧(あお)と翠(みどり)を重ねた美しい色彩を思わせる言葉です。
「麗城」という響きどおり、幻の古城が物語の重要な鍵になります。
南座に先立ち、「碧翠の麗城」は2026年3月に新橋演舞場、4月に御園座ですでに上演されており、観劇した方の感想からも今作の見どころが見えてきています。
特に話題になっているのが、片岡愛之助が一人二役で演じる流白浪燦星と石川五ェ門の早替りです。
影武者を効果的に使いながら、目にもとまらぬ速さで役と衣裳を入れ替える場面は、多くの観客を驚かせたようです。
花道を川に見立てて船が行き交う演出や、役者が客席の間を練り歩く場面など、客席を巻き込む“ケレン”味の強い演出も健在。
物語終盤には、屋根の上から宙乗りで舞い上がる場面もあり、アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』を思わせる演出との声も上がっています。
宙乗りの仕組みと歴史は、こちらで詳しく解説しています。

歌舞伎美人が公開している新橋演舞場公演の上演時間(2026年3月7日時点の予定)は、次のとおりです。
序幕 40分
幕間 30分
二幕・三幕 1時間25分
幕間 20分
大詰 40分
正味の上演時間は約2時間45分、幕間を含めると3時間半ほどのボリュームになります。
南座公演の上演時間は本稿執筆時点では未発表のため、判明次第追記します。
『流白浪燦星(ルパン三世)』「碧翠の麗城」の配役

流白浪燦星/石川五ェ門:片岡 愛之助
瀬織姫:中村 米吉
峰不二子:市川 笑也
次元大介:市川 笑三郎
丁稚 嬉太郎/諏訪山の大百足:市川 青虎
七藍屋雅吉実は守矢正之助:市川 猿弥
銭形刑部:市川 中車
瀧津弾正久永:坂東 彌十郎
なお、瀧津弾正久永役は会場によって配役が異なります。
東京・新橋演舞場と名古屋・御園座では中村錦之助が、京都・南座と福岡・博多座では坂東彌十郎が演じています。
なお、前作に続き、片岡愛之助、市川笑也、市川笑三郎、市川中車が同役で続投することも発表されました。
今作からは新たに市川青虎が加わっています。

前作で築かれたキャラクター像が、そのまま“深化”する形となりそうです。
特にルパン三世役を勤めた片岡愛之助の軽妙さと色気は、歌舞伎ならではの様式美と絶妙に融合していました。
ヒロイン・瀬織姫を演じる中村米吉は同役で続投。
続投キャストが多いということは、単なる再演ではなく、前作の世界観をさらに拡張する物語になることでしょう。

全国ツアーとして展開|『流白浪燦星』これまでの歩みと今後のスケジュール
『流白浪燦星(ルパン三世)』は、令和5(2023)年12月の新橋演舞場初演以来、着実にファンを増やしてきた新作歌舞伎です。
令和7(2025)年9月には京都・南座で再演され、この人気を受けて誕生したのが第2弾『流白浪燦星 碧翠の麗城』になります。
今作は一つの劇場だけでなく、全国4都市をめぐるロングラン公演として展開されるのが特徴です。
2026年3月5日(木)~27日(金) 新橋演舞場(東京)※上演終了
2026年4月3日(金)~26日(日) 御園座(名古屋)※上演終了
2026年9月2日(水)~26日(土) 南座(京都)
2027年2月6日(土)~26日(金) 博多座(福岡)
この記事で扱う南座公演は、すでに終了した新橋演舞場・御園座に続く全国ツアーの3都市目にあたります。
アニメ原作の新作歌舞伎という点では、尾田栄一郎原作のスーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』なども同じ系譜にある作品です。

ほかの月の歌舞伎公演もあわせてチェックしたい方は、以下の年間スケジュールも参考にしてください。

博多座公演ではアフタートーク「銭形刑部の取調室」を開催
ツアー最終地となる博多座公演では、昼の部の終演後にアフタートークイベント「銭形刑部の取調室」の開催が決まりました。
タイトルの通り、銭形刑部役の市川中車が進行役を務め、共演者を取り調べるように直撃します。
公演の裏話や楽屋でのこぼれ話が聞けるイベントです。
2月8日(月)昼の部終演後
出演:片岡愛之助、市川笑也、市川笑三郎、市川猿弥
2月9日(火)昼の部終演後
出演:片岡愛之助、中村米吉、市川青虎、坂東彌十郎
所要時間は20分程度の予定で、出演者は変更になる場合があります。
観覧には、見たい日の昼の部のチケットが必要です。
博多座公演のチケットは12月5日(土)から、博多座オンラインチケット、電話予約センター、劇場窓口ほかで発売される予定です。
キャスト・演出家が語る今作の魅力
片岡愛之助「歌舞伎の約束事の中で進むルパン」
流白浪燦星を演じる片岡愛之助は、本作について「歌舞伎の約束事のなかで進んでいく作品」と語ります。
原作の魅力を生かしながらも、あくまで“歌舞伎”として成立させることが重要だと強調。
前作では楽屋で毎日のように『ルパン三世』の映像を流し、声を聞きながら役作りをしていたことも明かしました。
「自分でもルパンに近づけていけるように」
その姿勢が、今回さらに深化しそうです。
今作では流白浪に加え、五ェ門の二役を勤める愛之助。
無口で朴訥ながら一本芯の通った五ェ門を「研究中」と語り、新たな挑戦への意欲を見せています。
2026年2月に行われたトークイベントでは、本作のみどころについて「五ェ門と流白浪の早替りをしながら立廻りをし、“つまらぬもの”を斬りながら進んでいく」と説明。
さらに“宙乗り”など、歌舞伎ならではのケレンを盛り込んだ大スペクタクルになると強くアピールしています。

中村米吉「歌舞伎の姫とルパンのヒロイン像」
瀬織姫を演じる中村米吉は、「ルパン三世が大好きな作品」と笑顔を見せました。
これまで数多くの姫を演じてきた経験を生かし、
流白浪が思わず力を貸したくなるような、清純で心の美しい姫に。
と理想像を語ります。
峰不二子という圧倒的な魅力を持つキャラクターがすでに存在するなかで、米吉は「不二子は大人の色気ある女性なので、瀬織姫はそれと相反する純粋さや清らかな美しさを大切にしたい」とも語っています。
戸部和久の構想によれば、
前作が“男と男のドラマ”だったのに対し、今回は“流白浪とヒロインの物語”。
まさに副題「碧翠の麗城」にふさわしい、
ヒロインを軸とした物語になることがうかがえます。
ルパンを通して歌舞伎へ
本作は歌舞伎の名作のパロディ的演出も取り入れるとのこと。
歌舞伎ファンには“元ネタ探し”の楽しみを、
ルパンファンには歌舞伎への入り口を。
愛之助は最後にこう呼びかけます。
「ルパン、そして歌舞伎の世界を存分に楽しんでいただけるように一丸となって頑張ります」
また「私たちが客席のどこかに出没するかもしれません」と、劇場全体を巻き込む演出への期待も覗かせました。
アニメと古典芸能。
その橋渡しとなる舞台が、再び南座で幕を開けました。
ルパン三世55周年×歌舞伎|声優・栗田貫一と沢城みゆきが語った特別トーク
2026年はテレビアニメ「ルパン三世」の放送開始55周年にあたります。
これを記念し、2026年2月23日(月・祝)には東京都内で『流白浪燦星 碧翠の麗城』上演記念 SPECIAL TALK LIVEが開催されました。
登壇したのは、歌舞伎版で流白浪燦星・石川五ェ門を演じる片岡愛之助、瀬織姫を演じる中村米吉に加え、アニメ版でルパン三世の声を担当する栗田貫一、峰不二子の声を担当する沢城みゆきという豪華な顔ぶれです。
31年にわたりルパン三世役を務めてきた栗田は、「最初はただの真似で一言しか喋れなかったのですが、気がついたら31年。スーパーレジェンドの皆さんに囲まれ、本当に助けてもらっています」と当時を振り返りました。
これを受けて沢城は、「増山(江威子)さんの不二子に100%は似せられないけれど、限りなく近づくように真似をする。それでもぴったりと同じにならなかった部分こそが、実は私の結晶なのかもしれません」とコメントしています。
愛之助も「私たちも師匠にいかに近づけるかを目指します。お客様があってこその私たちなので、どう感じていただくかは最終的にお客様に委ねています」と共感を示し、米吉は「(二世中村)吉右衛門のおじさまには『真似て真似るが“学ぶ”だよ』と口酸っぱく言われていました」と、歌舞伎の“型”の継承について語りました。
長年アニメを支えてきた声優と、歌舞伎の“型”を受け継ぐ役者たち。
ジャンルは違えど、“継承”というテーマで通じ合うトークとなりました。
なお、このトークイベントの模様は、YouTube松竹チャンネル・TMSアニメ公式チャンネルなどでアーカイブ配信も予定されています。
愛之助・米吉が語る、南座公演への思い
歌舞伎美人では、南座公演を前に片岡愛之助・中村米吉のインタビューが公開されています。
ここではその一部を紹介します。
南座公演について愛之助は、「今回は彌十郎さんが弾正役なので、楽しみにしています。劇場によっても(お客様の反応が)変わると思いますので、そういう意味でも楽しみです」と語っています。
第1弾との違いについては、「今作は、ひと言で言うと、瀬織姫の成長物語です。そのなかに、原作、アニメや映画のオマージュ、そして歌舞伎のパロディーもあり、そういう視点でも楽しんでいただけると思います」と作品の特徴を明かしました。
第2弾から初出演となる米吉は、「ルパン三世のテーマが流れてルパン一味がそろった瞬間に、客席のお客様の集中度や熱量がグッとあがるのを肌で感じて、自分自身の熱もあげていただけるような感じがしました」と印象を語ります。
瀬織姫については、「歌舞伎のお姫様の魅力や決まり事を守りながら、そのうえでルパンのアニメや映画に登場するヒロイン像を思い描き、今までの歌舞伎のお姫様にはない部分も表現できたら」と役作りへの思いを話しています。
流白浪燦星と石川五ェ門の一人二役を演じる愛之助は、それぞれの役の魅力について「流白浪は、やはりかっこいいところ。おちゃらけている部分がたくさんあるけれど、決めるところは決める。石川五ェ門は、寡黙でありそして強さと品があるところ」と語り、早替りについても「周りのスタッフの方々に全幅の信頼をもって、僕はいかに早く衣裳をはぎ取られ、次の地点まで走るかが仕事です」と裏側を明かしています。
最後に愛之助は「京都や来年の2月博多座でも、それぞれのご当地ネタを入れたいと思います」とコメント。
南座公演ならではの京都ネタが盛り込まれる可能性にも期待が高まります。
出典:歌舞伎美人「愛之助、米吉が語る、南座『流白浪燦星 碧翠の麗城』」
開幕を前に|出演者8人が語った意気込み
南座公演は2026年9月2日(水)に開幕しました。
初日前の公開舞台稽古を前に、片岡愛之助・中村米吉・市川笑也・市川笑三郎・市川青虎・市川猿弥・市川中車・坂東彌十郎の8人が意気込みを語っています。
流白浪燦星と石川五ェ門の2役を勤める愛之助は、新橋演舞場・御園座に続く3カ所目の南座公演について、「南座公演からは弾正を彌十郎さんに勤めていただき、いろいろなところがさらにブラッシュアップされています」とコメント。
「せりふに京都らしさを散りばめていますので、お楽しみに」と、古典作品のオマージュとあわせて京ことばの遊びが加わることを明かしました。
瀬織姫を演じる米吉は、彌十郎・青虎が加わって演出も所々変わっていると説明。
「流白浪とお姫様の宙乗りが大きなみどころ」としたうえで、「私は今月で宙乗り100回目を数えます」と、自身の節目にも触れています。
峰不二子役の笑也は、「劇中に萬望軒のMCのシーンもあります」「不二子の衣裳には薔薇が潜んでいるので、ぜひ探してみてください」とみどころを紹介。
次元大介役の笑三郎は、ちょうど1年前の南座公演で第2弾の製作が発表されたことを振り返り、「第1弾とは違った内容になっています」と語りました。
丁稚嬉太郎と諏訪山の大百足の2役を勤める青虎は、東京・名古屋公演では演出協力として関わっていたと明かし、「南座という劇場にルパン歌舞伎がマッチしている」と話します。
七藍屋雅吉実は守矢正之助を演じる猿弥は、彌十郎・笑三郎とともに話題のドラマ出演の顔ぶれがそろっていることに触れました。
銭形刑部を演じる中車は、昨年9月の南座公演に続く『流白浪燦星』の上演を喜び、「昨年はとても多くの学生さんにお越しいただいた」と振り返りました。
『碧翠の麗城』から南座公演に参加する彌十郎は、「ルパンのファンなので、出演できてうれしい」「第1弾と第2弾で、全く違うお役をいただきました」とコメントしています。
南座『流白浪燦星 碧翠の麗城』は9月26日(土)までの公演です。
チケットはチケットWeb松竹・チケットホン松竹で販売中です。
出典:歌舞伎美人「南座『流白浪燦星 碧翠の麗城』の開幕を前に」
南座 初日レポート|幕切れに客席へ小判が舞う
2026年9月2日(水)、南座『流白浪燦星 碧翠の麗城』は予定どおり開幕しました。
歌舞伎美人が伝えた初日の模様から、新たに見えてきた見どころを紹介します。
物語終盤、瀬織姫の亡き父の側近だったことが判明する蕎麦屋の主人・七藍屋雅吉(猿弥)が、姫にある真相を語る場面が展開の鍵になっています。
各々の思惑が交錯するなか、瀧津弾正久永(彌十郎)は「国崩し」を思わせる圧倒的な貫禄で一行の前に立ちはだかり、おなじみの銭形刑部(中車)とのやりとりも場内を沸かせました。
クライマックスでは、流白浪と瀬織姫による宙乗り、諏訪山の大百足(青虎)を相手にした大立廻りが展開されます。
「ルパン三世」の邦楽アレンジと古典の演出が交錯する舞台の幕切れには、客席に大量の小判が舞い、万雷の拍手に包まれました。
出典:歌舞伎美人「南座『流白浪燦星 碧翠の麗城』初日の賑わい」
歌舞伎が初めての方へ
歌舞伎自体が初めてだと「どう観ればいいの?」と迷うこともあるかもしれません。
歌舞伎には独特の約束ごとや表現がありますが、基本を少し知っておくだけで、面白さがぐっと伝わりやすくなります。
歌舞伎とは?初心者向けにわかりやすく解説

まとめ|ルパン三世と歌舞伎の融合は進化する
『流白浪燦星』第二弾「碧翠の麗城」は、
✔ ルパン三世55周年イヤーの上演
✔ 新橋演舞場・御園座公演では早替り・宙乗りが大きな話題に
✔ 南座の弾正役は坂東彌十郎(東京・名古屋公演は中村錦之助)
✔ ヒロイン軸の新構成
✔ 南座公演は2026年9月2日開幕、26日千穐楽
と、前作を踏まえながらも確実に進化する作品になりそうです。
9月の南座。
怪盗が再び、花道を駆け抜けています。
よくある質問(FAQ)
- 歌舞伎を見たことがなくても『流白浪燦星 碧翠の麗城』は楽しめますか?
-
楽しめます。
アニメ『ルパン三世』の痛快なストーリーをベースにしているため、歌舞伎特有の言い回しに不慣れな方でも物語を追いやすい作品です。
宙乗りや早替りなど視覚的な見どころも多く、初めての歌舞伎観劇にもおすすめです。 - チケットはいつから、どこで買えますか?
-
2026年8月9日(日)午前10時より、チケットWeb松竹・チケットホン松竹で発売開始です。
窓口販売(南座切符売場・チケットぴあ)は8月11日(火・祝)午前10時からとなります。
このほかイープラス、ローソンチケット(Lコード51527)でも購入できます。 - 上演時間はどれくらいですか?
-
南座公演の正式な上演時間は、本稿執筆時点では発表されていません。
先行上演された新橋演舞場(2026年3月)の予定では、序幕40分・幕間30分・二幕三幕1時間25分・幕間20分・大詰40分で、正味約2時間45分、幕間を含め3時間半ほどのボリュームでした。
南座公演もおおむね近い上演時間になると考えられますが、詳しい時間が判明次第追記します。 - 前作(第一弾)を見ていなくても大丈夫ですか?
-
大丈夫です。
今作「碧翠の麗城」は独立した新作として構成されており、前作のあらすじを知らなくても楽しめる内容になっています。
ただし片岡愛之助・市川笑也・市川笑三郎・市川中車は前作と同じ役で続投するため、前作を見ているとより人物像に深みを感じられます。 - アニメ『ルパン三世』を知らなくても楽しめますか?
-
楽しめます。
ルパン三世・次元大介・石川五ェ門・峰不二子・銭形警部といった主要キャラクターの関係性は、劇中でわかりやすく描かれています。
2026年はアニメ放送開始55周年にもあたるため、この機会に原作アニメに触れてみるとより楽しめるでしょう。

観劇をもっと快適に
歌舞伎の観劇は幕間を挟んで数時間に及ぶことがあります。
劇場の椅子は硬めのことも多く、持っていって良かったと思えるものをまとめました。
観劇用の双眼鏡(カブキグラス)
三階席や幕見席からでも表情や手元まで追えるよう作られた双眼鏡です。
一本あると席にかかわらず見える情報が増えます。
折りたたみクッション
長時間座り続けるとお尻や腰が疲れがちです。
コンパクトに折りたためるクッションが一つあると快適さが変わります。
モバイルバッテリー
幕間の連絡や乗換案内、観劇前後の撮影でスマホの電池は意外と減ります。
軽量のモバイルバッテリーを一つ持っておくと安心です。


🎭 観劇のおともに【PR】
※本セクションには広告(Amazonアソシエイト)リンクを含みます。
- 観劇用オペラグラスをAmazonで探す — 3階席・幕見席なら必携。役者の表情や衣装の細部まで楽しめます
- 歌舞伎の入門書おすすめ5選を見る — あらすじや約束事を予習しておくと当日の楽しさが段違いです
- Amazonプライム(30日間無料体験) — お急ぎ便が使い放題、Prime VideoやPrime Readingもまとめて使えます
歌舞伎の入門書・解説本も読み放題対象多数。観劇前の予習に
映画・ドラマ・アニメが見放題。まずは30日間の無料体験から


コメント