「新翔春秋会」とは|市川團子が踊りに挑む研鑽の場
「新翔 春秋会」(新翔春秋会とも表記)は、市川團子が自身の研鑽の場として2024年に始めた会です。
京都芸術劇場の春秋座を舞台に、踊りの演目を中心として、立役と女方の双方に挑んできました。
始動したのは2024年。
第三回に寄せた團子の説明によると、京都芸術大学をはじめ、宗家や周囲の支援を受けて生まれた研鑽の場です。
歌舞伎俳優としての基礎を体に叩き込み、芸の幅を広げることを目指しています。
踊りを軸に立役と女方を学ぶ
第一回では、狐忠信を素踊りで表す『吉野山』と、女方から獅子の精へ変化する『春興鏡獅子』を上演。
続く第二回では三演目すべてが初役となり、第三回でも荒事の立役、雪の中の女方舞踊、霊の執念を描く歌舞伎舞踊へと取り組みます。
ひとつの型に絞らず、性格も見せ方も異なる役を重ねていく構成が特徴でしょう。
團子は制作段階からこだわって創る自身の会であり、観客に楽しんでもらうことを第一にしていると趣旨を説明しています。
主催・製作の形も回ごとに変化
第一回は京都芸術大学舞台芸術研究センターが主催・製作し、松竹株式会社が協力する主催公演でした。
第二回は市川團子の会が主催、同センターが製作を担い、松竹株式会社、株式会社TOMABUNE、株式会社キノシ・オフィスが協力する共催公演となっています。
第三回は市川團子の会実行委員会が主催。
松竹株式会社と株式会社キノシ・オフィスが協力し、京都芸術大学舞台芸術研究センターが制作協力に入る協力公演です。
形は変わっても、三回すべての会場は春秋座。
團子の歩みをたどるには、市川團子の家系図・プロフィールも参考になります。
会場の春秋座と藤間勘十郎の芸術監督プログラム
春秋座とは
京都芸術劇場は、京都芸術大学の構内にある春秋座とstudio21からなる劇場です。
2001年に開設され、高等教育機関ではじめて実現した大学運営による本格的な劇場として、舞台芸術研究センターが管理運営しています。
春秋座は、主に歌舞伎の上演を想定した大劇場。
盆と呼ばれる廻り舞台、セリ、花道、鳥屋を備え、オペラ用のオーケストラピットも設けられています。
劇場名は『史記』の「春秋に富む」に由来します。
若さと将来性に満ちた人を、本物の舞台芸術によって育てたい――その願いが込められた名称。
若手俳優が舞踊に挑む新翔春秋会とも響き合う場所といえそうです。

芸術監督・藤間勘十郎と三代目猿之助のゆかり
春秋座の実現には、京都造形芸術大学、現在の京都芸術大学で歌舞伎実技を教えていた三代目市川猿之助の強い希望があったのです。
大学に歌舞伎を上演できる本格的な劇場を作りたいという思いが形になり、三代目は初代芸術監督を務めています。
のちの二代目市川猿翁については、市川猿翁のプロフィールでも紹介しています。
日本舞踊宗家藤間流八世宗家の藤間勘十郎は、2023年11月に新芸術監督へ就任し、翌年9月から芸術監督プログラムを本格始動させました。
「苫舟」の名では脚本、作曲、演出も手がけています。
勘十郎は2016年2月、春秋座で「藤間勘十郎春秋座花形舞踊公演」を開催し、東京以外では初となる自身の公演で、昼夜を通じて7番8役を踊りました。
一方、かつて三代目猿之助が行った「春秋会」では、10番ほどをすべて自身で踊ったと聞き、そのチラシを見て奮起したとインタビューで振り返っています。
勘十郎が掲げる劇場のテーマは「実験と冒険」。
俳優だけでなく、振付、演出、美術などを担う後継者の育成や、学生との協働にも意欲を示しています。
会場の春秋座は、三回とも新翔春秋会の舞台になっています。
第一回|素踊り『吉野山』と初役『春興鏡獅子』
第一回は、『義経千本桜』から素踊りの『吉野山』と、新歌舞伎十八番の内『春興鏡獅子』という二本立てでした。
市川團子が出演し、藤間勘十郎が特別出演。
團子にとって『春興鏡獅子』の小姓弥生後に獅子の精は初役です。
| 役名 | 出演 |
|---|---|
| 素踊り『吉野山』佐藤忠信実は源九郎狐 | 市川團子 |
| 素踊り『吉野山』静御前 | 藤間勘十郎 |
| 『春興鏡獅子』小姓弥生後に獅子の精 | 市川團子 |
| 『春興鏡獅子』老女飛鳥井 | 市川段之 |
| 『春興鏡獅子』家老渋井五左衛門 | 市川猿四郎 |
| 『春興鏡獅子』局吉野 | 市川笑野 |
| 『春興鏡獅子』用人関口十太夫 | 市川喜猿 |
| 『春興鏡獅子』胡蝶の精 | 藤間勘知恵 |
| 『春興鏡獅子』胡蝶の精 | 藤間勘松音 |
素踊りだから見える狐忠信の性根
『吉野山』は満開の桜を背景に、源義経を訪ねて進む静御前と忠信の道行を描く人気舞踊です。
忠信の正体は源九郎狐。
そのため踊りの随所に、狐であることをほのめかす振りが織り込まれています。
素踊りは、一般に衣裳や扮装をつけずに踊る形式とされます。
今回はその素踊りでの上演。
勘十郎は、素踊りでは團子が狐忠信の性根、つまり役の心を理解しているかが分かる点を見どころとして挙げています。
姿を大きく変えず、身体の動きから役を想像するのがおすすめです。

弥生と獅子の精を踊り分ける
歌舞伎舞踊を代表する演目のひとつが『春興鏡獅子』です。
江戸城大奥で行われる初春吉例のお鏡曳きで、小姓の弥生が将軍の前へ出て踊りを披露。
飾られた獅子頭を手にすると、獅子の精が乗り移ります。
前半の可憐な弥生と、後半の勇壮な獅子の対照が大きな見どころ。
勘十郎は歌舞伎役者の登竜門のような作品と捉え、完成した芸を見せるというより、團子が挑む姿を観客に見てもらう会にしたいと説明しました。
勘十郎によると、團子には女方もやりたいという話があり、演目選びでは『道成寺』なども候補に出たそうです。

日程・料金と追加販売
| 公演日 | 2024年9月6日(金)・7日(土)・8日(日) |
| 開演 | 各日12:00。開場は30分前 |
| 終演予定 | 14:25。途中30分休憩 |
| 料金 | 一般10,000円/劇場友の会9,000円/学生&ユース席4,500円 |
| 発売 | 友の会先行6月11日10:00/一般6月12日10:00 |
一般席は全日程完売しましたが、8月2日13:00から補助席と一部一般席を追加販売。
補助席は均一8,000円で、舞台の一部が見えない席として案内されました。
第二回|『種蒔三番叟』『藤娘』『流星』宙乗り
第二回では演目を三本に広げ、團子がすべて初役で臨みました。
素踊り『種蒔三番叟』に始まり、女方舞踊『藤娘』、宙乗りを伴う『流星』へ。
素踊り、女方舞踊、宙乗りを伴う舞踊という三本立てです。
| 役名 | 出演 |
|---|---|
| 素踊り『種蒔三番叟』三番叟 | 市川團子 |
| 素踊り『種蒔三番叟』千歳 | 藤間勘十郎 |
| 『藤娘』藤の精 | 市川團子 |
| 『流星』流星 | 市川團子 |
| 『流星』織女 | 市川猿紫 |
| 『流星』牽牛 | 市川笑野 |
三つの初役で見せた広がり
『種蒔三番叟』は清元連中による素踊りで、團子の三番叟に藤間勘十郎の千歳が加わりました。
続く『藤娘』は長唄囃子連中で、團子が藤の精を勤め、第一回の弥生に続き、女方の踊りに取り組みました。


最後は三代猿之助四十八撰の内『流星』。
團子の流星、市川猿紫の織女、市川笑野の牽牛という配役で、團子は宙乗りも勤めました。
春秋座には宙乗りのための設備があり、その舞台で『流星』が上演されました。

日程とチケット料金
| 公演日 | 2025年11月1日(土)〜3日(月・祝) |
| 開演 | 1日・2日11:00/15:00、3日11:00。開場は30分前 |
| 上演時間 | 2時間30分予定 |
| 料金 | S席12,000円/A席10,500円/B席9,000円/学生&ユース席4,500円 |
| 発売 | 友の会先行7月22日/一般7月23日 |
劇場友の会は各席500円引き。
会場ではパンフレットなどの限定グッズも用意されました。
舞台上の挑戦だけでなく、公演ごとの品を手に取れるのも楽しみの一つです。
第三回|『正札附根元草摺』『鷺娘』『善知鳥』
第三回は、荒事の力強さを見せる舞踊、女方舞踊の名作、霊の執心を描く歌舞伎舞踊という三本立てです。
團子は立役と女方の両方に取り組み、最後の演目では市川笑也、市川段一郎、市川染五郎と物語を紡ぎます。
| 役名 | 出演 |
|---|---|
| 『正札附根元草摺』曽我五郎時致 | 市川團子 |
| 『正札附根元草摺』小林妹舞鶴 | 市川猿紫 |
| 『鷺娘』鷺の精 | 市川團子 |
| 『善知鳥』絹売り実は善知鳥安方の霊 | 市川團子 |
| 『善知鳥』尾上の前 | 市川笑也 |
| 『善知鳥』奴為次 | 市川段一郎 |
| 『善知鳥』八幡太郎義家 | 市川染五郎 |
『正札附根元草摺』|五郎と舞鶴の力比べ
早春の富士の麓。
父の仇である工藤祐経のもとへ、逆澤瀉の鎧を抱えて飛び出そうとする曽我五郎時致を、小林朝比奈の妹・舞鶴が止めます。
二人は錦絵から抜け出したような姿のまま二畳台に乗って登場する趣向です。
舞鶴が鎧の草摺をつかみ、五郎と引き合う場面が「草摺引」。
荒事の力比べである「引合事」を代表する趣向のひとつです。
筋と見どころを先に押さえたい方は、『正札附根元草摺』のあらすじ・みどころもご覧ください。
江戸歌舞伎では、正月に各座で曽我狂言を上演する恒例がありました。
題名の「正札附」には、掛け値なしの決定版という意味。
團子の五郎の勢いと、市川猿紫が勤める舞鶴の引き止め方を見比べると、二人の力のせめぎ合いを楽しめそうです。

『鷺娘』|雪景色から地獄の責めへ
一面の雪景色に、白無垢の娘姿をした鷺の精が現れ、恋の迷いを踊ります。
やがて衣裳を引き抜いて町娘姿となり、クドキ、手踊り、傘尽くしへ。
ひとりの踊りの中で、装いも心情も次々に移り変わります。
終盤では再び鷺の姿となり、地獄の責めを表す振りへ進みます。
今回は絵面の見得で決まる幕切れではなく、より劇的に息絶える型での上演。
「和製『瀕死の白鳥』」ともいわれる結末まで、團子が鷺の精の運命をどう踊り通すかに注目です。
振付は二世藤間勘祖。

『善知鳥』|霊となって現れる安方の執心
『善知鳥』〜紅葉傘絲錦色木〜は、1778年11月に森田座の顔見世狂言『伊達錦対将』の中の所作事として初演されました。
長く上演が途絶えたのち、1975年の宗家藤間流「藤間会」で、二世藤間勘祖と二世市川猿翁が復活上演。
振付は二世藤間勘祖です。
八幡太郎義家は源氏繁栄のため、神の使いとして金の札を付けた番いの鴛鴦を放ちます。
義家と恋仲にある尾上の前へ横恋慕する善知鳥安方は、金の札を取れば願いを受け入れると口約束され、鴛鴦を手にかけてしまいました。
殺生の罪により、安方は死罪となるのです。
秋深まる尾上の前の閑居で、義家と尾上の前が逢瀬を重ねるところへ、金の札を持った安方の霊が出現。
能『善知鳥』に題材を得ながら、『奥州安達原』の影響が強い筋を持ち、顔見世舞踊らしい雰囲気を備えた作品です。
2025年5月の宗家藤間流「いろは会」では、「藤間会」以来となる上演が素踊りで行われました。
第三回は扮装を伴う歌舞伎舞踊としての再演。
絹売りから正体を現す團子の安方と、市川笑也の尾上の前、八代目市川染五郎の義家との関係を追うと、物語に入りやすいでしょう。
第三回を彩る出演者
出演は市川團子、市川笑也、市川猿紫、市川段一郎、市川染五郎。
第一演目『正札附根元草摺』では團子が曽我五郎時致、猿紫が小林妹舞鶴を勤めます。
第二演目『鷺娘』は團子ひとりが鷺の精を踊り、第三演目『善知鳥』には團子、笑也、段一郎、染五郎の四人が出演します。
團子の父である九代目市川中車については、市川中車のプロフィールで紹介しています。
なお、公演前には團子本人による90秒のCMも公開されました。
第三回の日程・チケット・会場情報
日程と上演時間
| 公演日 | 2026年10月16日(金)〜18日(日) |
| 開演 | 16日・17日11:00/16:00、18日11:00 |
| 開場 | 各回の45分前 |
| 終演見込み | 昼の部14:00/夜の部19:00 |
| 会場 | 京都芸術劇場 春秋座 |
| 託児 | 10月18日11:00の回のみ。事前予約制、生後6か月以上7歳未満、1名1,500円 |
上演は昼夜とも約3時間の見込みです。
開場は開演45分前なので、劇場内で準備を整えてから着席したい方は、時間に余裕を持つとよいでしょう。
未就学児の入場はご遠慮ください、と案内されています。
チケット料金と完売状況
| 1等席 | 12,000円 |
| 2等席 | 10,500円 |
| 3等席 | 6,000円 |
| 学生&ユース | 各席種3割引。ユースは25歳以下、要身分証明書 |
| 劇場友の会 | 各席種500円引き |
| 発売 | 友の会先行7月21日10:00/一般7月22日10:00 |
| 販売状況 | 全公演完売。当日券なし |
チケットは全公演完売しており、当日券の発売もありません。一般発売では窓口販売を行わず、オンラインチケットストアまたは電話で取り扱い、チケットぴあとイープラスでも販売され、学生&ユース席の取り扱いは、劇場チケットセンターとオンラインチケットストアのみです。
第三回から初導入のイヤホンガイド
第三回公演では、「新翔 春秋会」で初めてイヤホンガイドの解説サービスが導入されます。
上演演目のうち『善知鳥』は、市川團子さん本人が解説も担当します。
| 演目 | 解説 |
|---|---|
| 『正札附根元草摺』 | 鈴木裕里子(イヤホンガイド解説者) |
| 『鷺娘』 | 濱口久仁子(イヤホンガイド解説者) |
| 『善知鳥』 | 市川團子本人による解説 |
料金は1台1,000円(税込)で、支払いは現金のみです。
オンラインストア「耳寄屋」での取り扱いはないため、公演当日にお求めください。
受信器は劇場ロビーで貸し出され、各回ごとに必ず返却します。
グッズ・弁当・お菓子
会場の「新翔春秋茶屋」では、オリジナルグッズが販売されます。
事前予約は終了していますが、当日の会場販売も予定。
数量が限られる品は、早めに確認するのがおすすめです。
特製弁当は各2,000円で、京都・鹿ケ谷「山じゅう」の「新翔いろどり弁当」と、京都芸術大学学食特製「團子のお好み弁当」の2種類。
後者はチキン南蛮です。
いずれも各30食限定で、事前抽選のみの販売となりました。
お菓子はマールブランシュの「茶の菓」で、1,500円。
團子お気に入りのお濃茶ラングドシャとして、会場限定・数量限定で用意されます。
観劇の記念や京都らしいお土産として楽しめそうです。
過去三回の発売パターン
第一回は6月、第二回と第三回は7月に、劇場友の会先行と一般発売が一日違いで行われました。
公演時期や販売方法は回によって異なるため、今後の開催時にも同じ日程になるとは限りません。
第一回では完売後に補助席などの追加販売がありましたが、第三回は当日券なしと明記されています。
過去の例をそのまま当てはめず、各回の案内を確認することが大切です。
團子の次の出演公演を知りたい方は、浅草歌舞伎のガイドもチェックしてみてください。

よくある質問(FAQ)
- 「新翔春秋会」とはどのような公演ですか?
-
市川團子が自身の研鑽の場として始めた会です。
春秋座で踊りを中心に上演し、立役と女方の両方を通して歌舞伎俳優としての基礎と芸の幅を磨いています。 - 「新翔 春秋会」はいつ始まりましたか?
-
2024年に始動しました。
京都芸術大学をはじめ、宗家や周囲の支援を受けて始まった会です。 - 素踊りとは何ですか?
-
一般に衣裳や扮装をつけずに踊る形式とされ、第一回の『吉野山』と第二回の『種蒔三番叟』が素踊りで上演されました。
勘十郎は『吉野山』について、素踊りだからこそ團子が狐忠信の性根、つまり役の心を理解しているかが分かると語っています。 - 第三回のチケットは購入できますか?
-
第三回は全公演完売しています。
当日券の発売もないため、会場へ行って購入することはできません。 - 第三回は市川團子以外に誰が出演しますか?
-
市川笑也、市川猿紫、市川段一郎、市川染五郎が出演します。
市川染五郎は八代目です。 - 春秋座にはどのような設備がありますか?
-
盆、セリ、花道、鳥屋など、歌舞伎上演のための設備を備えています。
オペラ用のオーケストラピットもある本格的な大劇場です。 - 第三回でイヤホンガイドは利用できますか?
-
はい、第三回公演から初めてイヤホンガイドを利用できます。
料金は1台1,000円(税込・現金のみ)で、公演当日に貸し出されます。
受信器は劇場ロビーで受け取れます。
「耳寄屋」での取り扱いはなく、受信器は各回ごとに必ず返却してください。
歌舞伎が初めての方へ
歌舞伎自体が初めてだと「どう観ればいいの?」と迷うこともあるかもしれません。
歌舞伎には独特の約束ごとや表現がありますが、基本を少し知っておくだけで、面白さがぐっと伝わりやすくなります。
歌舞伎とは?初心者向けにわかりやすく解説

まとめ
新翔春秋会は、市川團子が春秋座で踊りに向き合い、歌舞伎俳優としての基礎と表現の幅を磨く場です。
第一回の素踊りと『春興鏡獅子』、第二回の三つの初役と宙乗りを経て、第三回では荒事、女方舞踊、物語性のある歌舞伎舞踊へ挑みます。
会場となる春秋座は、三代目市川猿之助の願いを背景に生まれ、歌舞伎の上演設備を備えた劇場。
そこで團子が立役と女方を行き来しながら、回を重ねていく点こそ、この会の核といえるでしょう。
演目の筋を予習するなら、まず「誰が何を望み、何に阻まれるのか」を押さえるのがおすすめです。
そのうえで衣裳の変化、役柄ごとの動き、共演者との対照を見ると、歌舞伎舞踊が初めてでも公演の狙いをつかみやすくなります。
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