2026年10月2日から20日まで、歌舞伎座で「錦秋十月大歌舞伎」が上演されます。
演目・配役が正式に発表されましたので、この記事では全演目・配役からチケット情報まで、まとめてお伝えします。
チケットの発売は2026年9月14日(月)午前10時から。
気になる演目・配役をチェックして、観劇の予定を立てていきましょう。
錦秋十月大歌舞伎2026とは?基本情報
| 公演名 | 錦秋十月大歌舞伎 |
| 劇場 | 歌舞伎座(東京・銀座) |
| 日程 | 2026年10月2日(金)〜20日(火) |
| 休演日 | 10月9日(金) |
| 上演時間 | 第一部 午前11時〜/第二部 午後2時30分〜/第三部 午後6時〜 |
| チケット発売日 | 2026年9月14日(月)午前10時〜 |
| 料金(税込) | 特等席17,000円/1等席16,000円/2等A席13,000円/2等B席12,000円/2等C席8,000円/3階A席6,000円/3階B席4,500円/1階桟敷席17,000円 |
上演時間・終演時間の詳細
歌舞伎美人にて、演目ごとの上演時間を含む詳しいスケジュールが公開されました(2026年10月1日時点の予定で、変更になる場合があります)。
第一部(開演11:00~)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 11:00~11:51 | 湧昇水鯉滝「鯉つかみ」 |
| 11:51~12:26 | 幕間(35分) |
| 12:26~13:37 | 義経千本桜「川連法眼館」 |
第一部の終演は13:37の予定です。
第二部(開演14:30~)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 14:30~16:20 | 近江源氏先陣館「盛綱陣屋」 |
| 16:20~16:45 | 幕間(25分) |
| 16:45~17:00 | 山帰強桔梗 |
第二部の終演は17:00の予定です。
第三部(開演18:00~)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 18:00~20:00 | 義経千本桜「渡海屋・大物浦」 |
| 20:00~20:30 | 幕間(30分) |
| 20:30~21:00 | 上「屋敷娘」・下「近江のお兼」 |
第三部の終演は21:00の予定です。
2026年10月2日から20日までの約3週間、歌舞伎座で上演される公演です。
休演日は10月9日の1日のみで、比較的まとまった期間、公演が続きます。
秋の行楽シーズンとも重なるため、遠方から観劇旅行を計画する方にとっても日程を確認しておきたい公演です。
まずはこの基本日程をカレンダーに控えておきましょう。
金曜日に開幕し、火曜日に千穐楽(せんしゅうらく、公演最終日)を迎えるスケジュールです。
10月上旬から中旬にかけての約3週間、平日・週末を問わず観劇の機会があるため、スケジュールを組みやすい公演ともいえます。
連休や記念日にあわせて観劇を計画している方も、まずはこの日程を押さえておくとよいでしょう。


「錦秋」という名前の由来
「錦秋(きんしゅう)」とは、紅葉が錦(にしき、色とりどりの豪華な織物)のように色づく秋の情景を表す言葉です。
猿若祭や團菊祭のように特定の由来やゆかりのある演者にちなんだ名称ではなく、10月という季節にふさわしい、美しい響きの言葉を添えた季節感のある公演名だと考えられます。
そのため、10月の歌舞伎座は「特定の家にゆかりのある特別公演」というよりも、幅広い演目・配役が組まれる通常興行の位置づけであることが多い月です。
時には襲名披露や特別な記念公演が重なることもありますが、10月であること自体に決まった意味合いがあるわけではありません。
歌舞伎座の年間興行には、團菊祭(5月、市川團十郎・尾上菊五郎家ゆかり)、秀山祭(9月、中村吉右衛門家ゆかり)、猿若祭(2月、中村屋ゆかり)、顔見世(11月、江戸時代の役者総入れ替えの伝統)のように、特定の由来を持つ名前つきの公演がいくつも存在します。
これらと並べてみると、10月の「錦秋十月大歌舞伎」は季節感を伝える名称に徹した、いわば「素の月」であることが見えてきます。
逆にいえば、特定の家や記念行事に縛られないぶん、その年の話題性を反映した柔軟な企画が組まれやすいとも言えるでしょう。
過去の「錦秋十月大歌舞伎」はどんな公演だった?
2026年の演目・配役は上記のとおり確定していますが、過去の「錦秋十月大歌舞伎」がどのような公演だったかを知っておくと、10月の歌舞伎座の雰囲気をより深く楽しめます。
たとえば2024年10月の「錦秋十月大歌舞伎」では、昼の部に「平家女護島」「音菊曽我彩」「権三と助十」、夜の部に「婦系図」、そして坂東玉三郎・市川染五郎による新作歌舞伎『源氏物語 六条御息所の巻』が上演されました。
古典の大作から新作歌舞伎まで、幅広いジャンルが一度に楽しめる構成だったことがわかります。
この年は坂東玉三郎の当たり役が並ぶ豪華な夜の部としても話題になりました。
このように、10月の歌舞伎座は特定のジャンルに偏らず、幅広い演目が組まれることが多い月です。
2026年も、古典の大作から舞踊まで幅広い顔ぶれが揃った構成となっています。
なお、公演の部制は年によって異なることがあります。
通常は昼の部・夜の部の二部制ですが、2020年10月公演のように、社会状況にあわせて四部制など特別な編成が組まれた例もありました。
2026年10月公演は、上記のとおり三部制での上演となります。
演目・配役
2026年10月公演は、古典の大作を中心に三部制で上演されます。
各部の演目・配役は次のとおりです。
第一部
一、湧昇水鯉滝(ゆうしょうすいりのたき)『鯉つかみ』(釣家下館の場・琵琶湖中鯉退治の場)
本水を使った大立廻りや早替りが見どころの、けれん味あふれる演目です。
愛之助が滝窓志賀之助と、その正体である鯉の精の二役を早替りで演じ分けます。

公式ダイジェスト映像(松竹チャンネル)
佐藤忠信に化けていた源九郎狐が、義経への恩返しから正体を明かす、通称「四の切」として知られる名場面です。
親狐を慕う狐の情愛と、宙乗りなどの華やかな演出が見どころです。
| 役名 | 出演 |
|---|---|
| 佐藤忠信/佐藤忠信実は源九郎狐 | 尾上菊五郎(八代目) |
| 静御前 | 中村雀右衛門 |
| 飛鳥 | 上村吉弥 |
| 川連法眼 | 河原崎権十郎 |
| 源義経 | 尾上菊五郎(七代目) |

公式ダイジェスト映像(松竹チャンネル)
第二部
一、近江源氏先陣館『盛綱陣屋』
敵味方に分かれて戦う佐々木盛綱・高綱兄弟の悲劇を描く、時代物の名作です。
討ち死にした弟・高綱の首の真偽を確かめる「首実検」の場面が最大の見どころです。
| 役名 | 出演 |
|---|---|
| 佐々木盛綱 | 片岡仁左衛門(Aプロ)/尾上菊五郎(八代目)(Bプロ) |
| 篝火 | 片岡孝太郎 |
| 和田兵衛秀盛 | 片岡愛之助 |
| 信楽太郎 | 坂東巳之助 |
| 伊吹藤太 | 中村種之助 |
| 高綱一子小四郎 | 中村梅枝 |
| 盛綱一子小三郎 | 中村秀乃介 |
| 古郡新左衛門 | 嵐橘三郎 |
| 竹下孫八 | 中村萬太郎 |
| 早瀬 | 中村時蔵 |
| 微妙 | 中村萬壽 |
| 北條時政 | 中村歌六 |
※Aプロ(10月2・3・6・7・11・12・15・16・20日) ※Bプロ(10月4・5・8・10・13・14・17・18・19日)

公式ダイジェスト映像|Aプロ・Bプロ(松竹チャンネル)
二、山帰強桔梗(やまがえりまけぬききょう)
大山詣りを終えた江戸の仕事師が、帰り道で博打や女に振られた失敗談を自嘲しながら踊る清元舞踊です。
2003年に十代目坂東三津五郎が勤めて以来、23年ぶりの上演となります。
| 役名 | 出演 |
|---|---|
| 山帰り大吉 | 坂東巳之助 |

公式ダイジェスト映像(松竹チャンネル)
第三部
一、義経千本桜『渡海屋・大物浦』
壇ノ浦で滅びたはずの平知盛が、義経への復讐に燃えて最期を迎える、義経千本桜屈指の悲劇です。
碇を担いで海へ身を投げる「碇知盛」の壮絶な最期が最大の見どころです。

公式ダイジェスト映像(松竹チャンネル)
二、上・屋敷娘/下・近江のお兼(おうみのおかね)
打ち出しを飾る舞踊二題です。
「屋敷娘」は中村壱太郎と尾上眞秀が艶やかに舞い、「近江のお兼」は男勝りの美しい娘を壱太郎が長い布晒しを使って華やかに演じます。
| 役名 | 出演 |
|---|---|
| 娘お壱/近江のお兼 | 中村壱太郎 |
| 娘お秀 | 尾上眞秀 |
公式ダイジェスト映像|屋敷娘・近江のお兼(松竹チャンネル)
片岡愛之助が語る、第一部『鯉つかみ』と第二部『盛綱陣屋』の見どころ
歌舞伎美人(kabuki-bito.jp)の2026年9月7日付インタビューによると、片岡愛之助が、2025年11月以来となる歌舞伎座出演への思いと両演目の見どころを語りました。
第一部『鯉つかみ』(湧昇水鯉滝)では、滝窓志賀之助と、その正体である鯉の精を早替りで演じます。
平成24(2012)年に兵庫・出石の永楽館で初めて勤めて以来、劇場ごとに合う演出を工夫しながら各地で上演を重ねてきた作品。
今回は一部分の上演で、小桜姫を勤める中村壱太郎のピュアな役どころ、鯉の精の「見顕し」、そこからの早替り、鯉との本水を使った終盤の立廻りが見どころだとしています。
初役では伯父の五世片岡我當から、最後の引っ込みで見せる「泳ぎ六方」や、鯉が化けた志賀之助と本物の志賀之助の演じ分けを丁寧に教わったそうです。
水口一夫脚色の作品を歌舞伎座で勤められる喜びとともに、先人たちを思い浮かべ、上方の役者としてしっかり勤めたいと語りました。
第二部『近江源氏先陣館』「盛綱陣屋」の和田兵衛秀盛は、今年5月、大阪松竹座さよなら公演「御名残五月大歌舞伎」でも勤めた役です。
その際は片岡仁左衛門の盛綱から、秀盛はより上から軽くあしらうようにとの助言や、化粧の仕方を教わったとのこと。
長年お手本としてきた仁左衛門と舞台でせりふを交わせた時間を夢のようだったと振り返り、今回のBプロで初共演する八代目尾上菊五郎の盛綱にも期待を寄せています。
公演全体については「全力で」(歌舞伎美人のインタビューより)舞台に臨む意欲を示し、歌舞伎が初めての人にも楽しんでほしい、各部の多彩な演目をぜひコンプリートしてほしいと呼びかけました。
尾上菊五郎(八代目)が語る、第一部『川連法眼館』と第二部『盛綱陣屋』への思い
歌舞伎美人の2026年9月24日付インタビューによると、八代目尾上菊五郎が両演目への意気込みを語りました。
「八代目菊五郎を襲名して以来、古典により一層真摯に向き合いたいと思っていたところ、この2役のお話をいただき大変ありがたいです」とし、緊張や恐れもその思いを力に変えて精一杯勤めたいと述べています。
第一部『義経千本桜』「川連法眼館」(四の切)では、佐藤忠信、そしてその正体である源九郎狐を演じます。
軽やかな狐の動きや“狐詞”という独特な喋り方の難しさに加え、作中で貫かれる子が親を思う心情を演じるたびに難しく感じており、今回さらに深めていきたいと語りました。
音羽屋型の“四の切”の魅力については、音羽屋代々に大事に伝えられてきた親を慕う気持ちを大切にしたいとし、「現代のお客様にとっては遠い昔の話のように感じるかもしれませんが、今にも通じる要素が“情”なのではないでしょうか」と述べています。
父・七代目菊五郎の“四の切”を見て学び、型を脱ぎ捨てて役の心情になりきることの大切さを常々感じているそうです。
第二部『近江源氏先陣館』「盛綱陣屋」では、佐々木盛綱を片岡仁左衛門とのWキャストで勤めます。
国立劇場で盛綱を勤めた経験があるといい、戦場という極限状態のなかで時政公への忠義と、弟・甥・自分の子・母それぞれへの思いに気持ちが引き裂かれながら、首実検で何を決断するのかという部分が演じていて難しいと述べています。
初代中村吉右衛門・二世中村吉右衛門という「高い山」のような先人、そして今回Aプロを勤める片岡仁左衛門の存在も意識しつつ、「1歩1歩登っていきたい」と決意を語りました。
最後に「歌舞伎の名作を今の自分がどう演じることができるのか、非常に大きな挑戦にはなります」としつつ、演目に描かれた親子の情と人を思う気持ちを観客に届けられるよう精一杯勤めたいと力強く締めくくりました。
開幕レポート|初日の舞台はこんな様子でした
開幕にあわせて、歌舞伎美人に初日の様子を伝える公式レポートが掲載されました。
ここでは、そのレポートをもとに、第一部から第三部までの場面をかいつまんで紹介します。
出典:歌舞伎美人「歌舞伎座「錦秋十月大歌舞伎」初日開幕」
第一部:本水の大立廻りと、音羽屋型の「四の切」
『鯉つかみ』は、志賀之助(片岡愛之助)が、実は釣家の滅亡をたくらむ鯉の精の化身だったと明らかになる展開です。
「琵琶湖中鯉退治の場」では、本水を使って、鯉の精と本物の志賀之助が立廻りを繰り広げます。
巨大な鯉を相手に、客席まで水を飛ばすほどの大立廻りには、大きな拍手と歓声が湧きました。
最後は泳ぎ六方で花道を駆け抜け、大興奮のなかで幕となったそうです。
続く『義経千本桜』「川連法眼館」は、通称「四の切」。
八代目尾上菊五郎が佐藤忠信と源九郎狐の二役を勤め、狐詞や衣裳の早替りなど、見せ場が次々に続きます。
今回はケレン的な要素を抑え、親子の情愛を丁寧に描く「音羽屋型」での上演です。
狐と人間の物語に、場内は温かな拍手に包まれました。
第二部:「盛綱陣屋」の涙と、『山帰強桔梗』の江戸の粋
時代物の大作『近江源氏先陣館』「盛綱陣屋」では、佐々木盛綱をAプロは片岡仁左衛門、Bプロは八代目尾上菊五郎が勤めます。
孫を手にかける決意をする微妙(中村萬壽)、我が子への思いと武将の妻の気品を見せる篝火(片岡孝太郎)、そして極限のなかで葛藤する盛綱。
武士の世界に生きる人々の苦しい思いが伝わり、観客の涙を誘ったそうです。
戦乱の悲しさ、兄弟の葛藤、親子の情愛が胸を打つ物語に、万雷の拍手で幕となりました。
『山帰強桔梗』は、大山詣りから江戸へ帰る道中を描いた清元の舞踊。
大吉(坂東巳之助)が登場すると、場内は一瞬で大山を望む街道の風情に変わります。
麦藁細工のラッパを手に大道芸人の真似をして踊る場面では、客席に自然と笑みがこぼれ、江戸の情緒にあふれた明るい一幕になりました。
第三部:「大物浦」の壮絶な最期と、華やかな舞踊2題
『義経千本桜』「渡海屋」「大物浦」では、船頭姿の銀平として戻った尾上松緑が、やがて白糸縅の鎧姿の平知盛として姿を現します。
「大物浦」では、満身創痍の知盛が見せる鬼気迫る立廻りを、客席が固唾をのんで見守りました。
大碇を担いで海へ沈む悲壮な姿に、観客は圧倒されたそうです。
最後は舞踊2題で賑やかに。
『屋敷娘』では、お壱(中村壱太郎)とお秀(尾上眞秀)が、引き抜きや手鞠唄にあわせた踊りで、若い娘たちの初々しさを見せました。
続く『近江のお兼』では、壱太郎が暴れ馬を涼しい顔で手懐け、晒し布を使った立廻りを披露して、華やかな打ち出しとなりました。
チケットの買い方・発売時期
歌舞伎座のチケットは、一般発売のおよそ1〜2週間前から松竹の会員(歌舞伎座チケットWEB松竹の会員登録など)向けに先行販売が行われるのが通例です。
一般発売は、開幕のおよそ1ヶ月前後から始まることが多く、人気の演目・配役の場合は早々に良席が埋まることもあります。
今回の公演では、2026年9月14日(月)午前10時よりチケットWeb松竹・チケットホン松竹で発売が開始されます。
チケットの種類や購入方法をあらかじめ知っておきたい方は、歌舞伎座のチケットの買い方ガイドを参考にしてください。
通し狂言をじっくり観るか、気軽に1幕だけ観たいかによっても選び方は変わってきます。
気軽に1幕だけ観たいという方には、幕見席という選択肢もあります。
幕見席は当日券のみの自由席で、演目が発表されて対象の幕が決まってから、あらためて確認するとよいでしょう。
購入の流れや並び方は幕見席(まくみせき)の買い方|歌舞伎座だけに残る特別な観劇制度で解説しています。
今回の料金は、特等席17,000円、1等席16,000円、2等席8,000円〜13,000円、3階席4,500円〜6,000円、1階桟敷席17,000円です。
また、公演当日に残席がある場合に限り、満30歳以下の方は全等級を半額で購入できる「U30当日半額チケット」の対象にもなります(幕見席を除く)。
詳しくは歌舞伎を安く観る方法の記事もあわせてご覧ください。

歌舞伎座の1年の中で、10月はどんな位置づけ?
歌舞伎座では、1月は新年を寿ぐ初春大歌舞伎、2月は中村屋ゆかりの猿若祭、5月は市川團十郎・尾上菊五郎家ゆかりの團菊祭、9月は中村吉右衛門家ゆかりの秀山祭、11月は江戸時代の伝統を受け継ぐ顔見世大歌舞伎というように、季節や特定の家にゆかりのある公演が年間を通じて組まれています。
その中で10月は、特定の由来にとらわれない分、その時々の話題性や役者の顔ぶれを反映した、自由度の高い演目構成になりやすい月といえます。
新作歌舞伎や襲名披露、記念公演などが組み込まれることも多く、「今、注目されている演者は誰か」「今年話題の演目は何か」を知る手がかりになる公演でもあります。
裏を返せば、その年ごとの個性が最も出やすい月であるとも言え、演目発表を心待ちにするファンも少なくありません。
歌舞伎座の1年間の流れを一覧で確認したい方は、歌舞伎の年間スケジュールまとめもあわせてご覧ください。

初めて歌舞伎座に行く方へ
錦秋十月大歌舞伎は、初めて歌舞伎座を訪れる方にもおすすめしやすい公演のひとつです。
特定の演者や演目に偏らず、幅広い顔ぶれ・ジャンルの演目が組まれることが多いため、自分の興味に合った演目を選びやすい傾向があります。
華やかな舞踊が観たいのか、じっくりとした人間ドラマが観たいのか、迫力ある立廻りが観たいのか——演目が発表されたら、まずは全体のラインナップを確認し、自分の好みに合った部・演目を選ぶことをおすすめします。
服装やマナー、座席の選び方など、観劇前に知っておきたい基本情報は歌舞伎初心者向け観劇ガイドにまとめています。
演目・配役が発表されたら、そのラインナップにあわせて座席選びを検討するとよいでしょう。
歌舞伎座は、1階から3階まで階層によって見え方や雰囲気が大きく異なる劇場です。
舞踊中心の演目なら舞台全体を見渡しやすい上層階、せりふ劇なら役者の表情が見やすい1階席、というように、演目の傾向によっておすすめの座席も変わってきます。
座席ごとの特徴を詳しく知りたい方は、歌舞伎座の座席と見え方ガイドも参考にしてみてください。
歌舞伎をもっと楽しむためのおすすめ本
歌舞伎は、あらすじや登場人物を少し知ってから観劇すると、面白さが何倍にも広がります。
当サイトでも作品の見どころや背景を詳しく解説していますが、「もっと歌舞伎について知りたい」「自宅でも学びたい」という方には、初心者にも読みやすい入門書がおすすめです。
今回は、歌舞伎の基本から演目の魅力まで楽しく学べる2冊をご紹介します。
マンガで教養 やさしい歌舞伎鑑賞
歌舞伎の歴史や約束事、舞台の見方などをマンガとイラストでわかりやすく解説した入門書です。
「歌舞伎って難しそう…」という方でも読み進めやすく、初めて観劇する前の予習にもぴったり。基礎知識を身につけたい方におすすめの一冊です。
歌舞伎の101演目 解剖図鑑
人気演目のあらすじや見どころを、豊富なイラストとともに紹介した一冊です。
代表的な演目を幅広く知ることができるため、「次はどの作品を観ようかな」と考えている方や、観劇後に作品を振り返りたい方にも役立ちます。
歌舞伎が初めての方へ
歌舞伎自体が初めてだと「どう観ればいいの?」と迷うこともあるかもしれません。
歌舞伎には独特の約束ごとや表現がありますが、基本を少し知っておくだけで、面白さがぐっと伝わりやすくなります。
歌舞伎とは?初心者向けにわかりやすく解説

まとめ|錦秋十月大歌舞伎2026の見どころ
- 錦秋十月大歌舞伎2026は、歌舞伎座で2026年10月2日〜20日(休演10月9日)に三部制で開催
- 第一部は『鯉つかみ』『義経千本桜(川連法眼館)』、第二部は『盛綱陣屋』『山帰強桔梗』、第三部は『義経千本桜(渡海屋・大物浦)』『近江のお兼』
- 片岡仁左衛門・尾上菊五郎(八代目)・片岡愛之助・坂東巳之助・中村壱太郎など幅広い顔ぶれが出演
- チケットは2026年9月14日(月)午前10時発売開始
- 満30歳以下は当日残席があれば全等級半額になる「U30当日半額チケット」も利用可能(幕見席除く)
片岡仁左衛門と尾上菊五郎がダブルキャストで盛綱を演じる「盛綱陣屋」をはじめ、義経千本桜の名場面を2つの部で楽しめる贅沢な構成です。
10月の歌舞伎座観劇を予定している方は、気になる部・演目を確認してチケットの準備を進めましょう。
人気の演目・配役の場合はチケットの争奪戦になることも珍しくないため、発売日の午前10時に向けて事前の準備をしておくことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
- 錦秋十月大歌舞伎2026の演目は何ですか?
-
第一部は『鯉つかみ』と『義経千本桜(川連法眼館)』、第二部は『盛綱陣屋』と『山帰強桔梗』、第三部は『義経千本桜(渡海屋・大物浦)』と『近江のお兼』です。
詳しい配役は本文の演目・配役セクションをご覧ください。 - 休演日はいつですか?
-
2026年10月9日(金)が休演日です。
それ以外の10月2日〜20日の期間は、原則として毎日公演が行われます。 - 「錦秋」にはどんな意味がありますか?
-
紅葉が錦のように色づく秋の情景を表す言葉です。
猿若祭や團菊祭のような特定の由来にちなんだ名称ではなく、10月という季節にあわせた名称と考えられます。 - チケットはいつから買えますか?
-
2026年9月14日(月)午前10時より、チケットWeb松竹・チケットホン松竹で発売開始です。
窓口販売は9月16日(水)午前10時からとなります。 - 初心者でも楽しめる公演ですか?
-
楽しめます。
錦秋十月大歌舞伎は特定のジャンルに偏らない幅広い演目が組まれることが多く、初めての歌舞伎座観劇にもおすすめしやすい公演です。 - 過去の錦秋十月大歌舞伎ではどんな演目が上演されましたか?
-
2024年10月は、昼の部に「平家女護島」「音菊曽我彩」「権三と助十」、夜の部に「婦系図」と新作歌舞伎『源氏物語 六条御息所の巻』が上演されました。
年によって顔ぶれは異なるため、あくまで一例としてご参考にしてください。 - 昼の部・夜の部はどちらも上演されますか?
-
2026年10月公演は、二部制ではなく第一部・第二部・第三部の三部制です。
上演時間は第一部が午前11時〜、第二部が午後2時30分〜、第三部が午後6時〜となっています。 - U30当日半額チケットは利用できますか?
-
はい。
公演当日に残席がある場合に限り、満30歳以下の方は全等級を定価の半額で購入できます(幕見席を除く)。
詳しい条件は歌舞伎を安く観る方法の記事で解説しています。
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